書籍詳細:法の科学 第36号

シリーズ:法の科学

法の科学 特別増刊 法の科学 第36号 「司法改革」の総決算―憲法の理念に基づく真の司法改革をめざして

の画像の画像
  • 民主主義科学者協会法律部会
  • 紙の書籍
定価:税込 2,640円(本体価格 2,400円)
在庫なし
発刊年月
2006.06
旧ISBN
4-535-05036-8
ISBN
978-4-535-05036-5
判型
A5判
ページ数
204ページ
Cコード
C3332
ジャンル

内容紹介

司法制度改革の最大の柱の一つ新司法試験が実施されるいま、司法改革は何を狙いとし、何が変わったか、改めて総括し、課題を探る。

目次

刊行の趣旨 「司法改革」はなにを改革したのか

1.司法改革をどう評価するか

司法改革と日本国憲法/小沢隆一

司法改革はなにを狙いとしたのか、それを実現したのか/小田中聡樹

市民の観点から見た「司法改革」の一断面/清水 誠

2.裁判制度はどうなったか

裁判員制度の光と影/新屋達之

刑事司法改革と犯罪報道・世論との相互作用がもたらす適正手続上の問題/淵野貴生

人事訴訟制度の改革/富田 哲

ADRはなにをもたらすか/大島和夫

司法改革と労働審判制度/西谷 敏

行政訴訟制度改革はどう進んだか/平田和一

3.司法の担い手をめぐる制度はどうなったか

裁判官制度改革の小括/飯 考行

弁護士の大量増員と需要、職務の独立・適正の確保/鈴木秀幸

弁護士自治と綱紀・懲戒制度/森山文昭

総合法律支援法は司法アクセスを拡充するか/立松 彰

法科大学院の現状と今後の可能性/右崎正博

「法科大学院時代」に法学教育および法学研究者養成をどう変えるか/広渡清吾

4.これだけは言いたい-私の司法改革論

国民の司法参加/新倉 修

国民を真の主人公に/中村浩爾

ジェンダー・バイアスの改革を/戒能民江

法科大学院への期待と危うさ/斎藤豊治

法科大学院時代における「市民」志向の法学教育/三成美保

司法制度改革下における「法教育」/藤沢 攻

弁護士の公益活動/打田正俊

法曹人口5万人時代における司法書士プロフェッション論/滝川あおい

租税専門裁判所の設置を/三木義一

5.特別寄稿

司法改革と法律家論-あるアメリカの法律家/戒能通厚

6.資料

年表 司法改革の軌跡(2)/佐藤岩夫