書籍詳細:知的財産法制の再構築

企業社会の変容と法創造 知的財産法制の再構築

の画像の画像
  • 紙の書籍
定価:税込 4,620円(本体価格 4,200円)
在庫なし
発刊年月
2008.04
ISBN
978-4-535-00227-2
判型
A5判
ページ数
376ページ
Cコード
C3332
ジャンル

内容紹介

知的財産法制が人間社会の深層部分に与える影響に着目し、社会システムとして機能すべき知的財産法制の最適バランスを追求する。

目次

巻頭言 知的財産法制の再構築/高林 龍



第1部 特許法と経済産業政策

第1章 知的財産権の直面する課題:グローバル経済における保護水準の設定/ロッシェル・ドレフィス

第2章 特許権の本質と付加価値論:差止請求権と損害賠償請求権相互の位置づけ/松本重敏

第3章 特許権の保護すべき本質的部分/高林 龍

第4章 特許権侵害による損害の適正な填補:特許権侵害損害賠償論の比較法的考察と平成10年102条改正の評価/竹中俊子

第5章 「消尽」と修理・再生の理論的構造に関する一考察/平嶋竜太

第2部 著作権法の将来像:細やかな利益調整を見据えて

第6章 著作権制度における利益の調整/斉藤 博

第7章 知的財産権の保護強化の明と暗:技術的保護手段と米国著作権法1201条/ジェーン・ギンズバーグ

第8章 パブリシティ権をめぐる課題と展望/上野達弘

第9章 欧米の著作権の保護期間延長論議にみる理論的諸相/今村哲也

第3部 標識法が果たす役割

第10章 商標保護の思想/渋谷達紀

第11章 商標権の効力の制限について:商標法26条1項2号~4号と権利行使制限の抗弁・商標的使用論との関係を中心に/茶園成樹

第4部 知的財産法と国際私法

第12章 知的財産紛争に関する国際私法規則の調整と調和の試み:東アジアの視点から/木棚照一

第13章 特許法35条と外国特許/道垣内正人