書籍詳細:だいじょうぶ

だいじょうぶ

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  • 紙の書籍
定価:税込 1,320円(本体価格 1,200円)
在庫あり
発刊年月
2009.03
ISBN
978-4-535-58569-0
判型
四六判
ページ数
196ページ
Cコード
C36
ジャンル

内容紹介

家庭内殺人、薬物依存、自殺…。大人たちはなぜ子どもを追いつめてしまったのか。子どものために献身している鎌田・水谷氏の魂の往復書簡。

目次

プロローグ



だいじょうぶ、だいじょうぶ

だめ、だめ、だめ



好感日記 Part 1



イラクの難民キャンプで、若者たちは目を輝かせて勉強をしていました

博多の夜の町で、若者たちは虚ろな目でさまよっていました

豊かだけど、若者が幸せを感じない国

戦後の日本の発展は、自己否定の歴史

『雪とパイナップル』というヘンテコな題の絵本

だいじょうぶ、だいじょうぶ、がんばらない、いいんだよ

幸せはつくるもの。嘘です。幸せは待つもの

人は、誰かを幸せにするために生きるんです

硫化水素による自殺の流行が早く止まることを願っています

今、若者たちが、生きていることに苦しんでいます

中流崩壊

子ども崩壊

人間の心のなかには獣がいる

私は、人のこころの中にある優しさ信じます



好感日記 Part 2



日本の若者達のすばらしさに感動しています

一人の人間の優しさが、世界を変えることができます

教育を大事にする、あたたかな社会をつくりたい

寂しい哀しい夏休みを過ごす子どもたちに笑顔を

いじめはなぜ起きるのでしょう

いじめている子も、じつはいじめられているんです

モンスターペイシェント、モンスターペアレントが闊歩しています

大人たちも、苦しんでいます。追いつめられています

中年のフリーターにもチャンスが与えられる国にしなくちゃ

幸せとは、何でしょう。どこにあるのでしょう

いい加減がいい

死、恐ろしいもの。でも、ことばは言霊、もっと恐ろしいもの

ゆっくりとした丁寧な美しい言葉を使うことが大事

手当て、自分への人への一番の優しさ

体の手当てだけでなく、国の手当ても緊急に必要です

この国から、人としての誇りが失われようとしています

国政にも教育現場にも家庭のなかにも、信頼と愛情と納得を



鎌田 實・水谷 修「だいじょうぶ」対談



自殺の根本原因は社会の病、国の病

社会をウエットで優しいものに

あたたかさの連鎖を信じて



エピローグ



だいじょうぶ、だいじょうぶ、やり直しはできる

だいじょうぶ、だいじょうぶ、まだ優しさ残っています

書評掲載案内

■2009年3月5日付 『読売新聞』

■2009年3月24日付 『読売新聞』

■2009年3月25日付 『日刊ゲンダイ』(4面)

■2009年4月17日付 『中日新聞』 (27面)

■2009年6月8日付 『沖縄タイムズ』 (16面)