雑誌詳細:経済セミナー  2006.1

2006.1 通巻 612号

  • 紙の書籍
奇数月27日発売
[特集1]
「小さな政府」は可能なのか?
定価:税込 985円(本体価格 895円)
在庫なし
発刊年月
2005.12
雑誌コード
03545
判型
B5判
ページ数
116ページ

内容紹介

「民間にできることは民間に」という方向で進んできた政府の構造改革。道路公団、郵政など、具体的な民営化も実現されてきた。この動きは、経済学的にどう考えられるのか? そもそも「小さな政府」は望ましいのか、というところから掘り起こす。

なぜいま「小さな政府」をめざすのか 本間正明
公的部門の現状と政府のリストラ 中里 透
市場化テストによる公共部門の効率化 八代尚宏
「小さな政府」論と社会保障改革 高山憲之
郵政民営化のインパクト 土居丈朗
小さな政府の経済倫理 橋本 努

倫理・経済・法:
不正義に抗して――セン理論の4つの柱に対する批判的検討 後藤玲子

ゲーム理論今昔物語
シェリングとオーマンのノーベル賞受賞によせて 鈴木光男

消費者物価指数の実際 清水 誠

連載
経済学で読み解く故事成語
三顧の礼/泣いて馬謖を斬る 梶井厚志

日本経済の長期展望(10)
円レートの長期的推移 幸村千佳良

経済英語 keyword
Same-Store Sales 井上邦夫

 データでみる身近な経済(4)
失敗から学ぶ経営戦略(2):
DVDがベータの敗因から学べること 大橋 弘

平成経済政策論争(10)
マネーの攪乱は不可避だったのか
――マネーサプライ論争(1) 野口旭

大学では教えてくれない金融論(13)
国境を越えたリテール金融の合従連衡 富樫直記

経済学大きい小さい(9)
なぜ景気は在庫循環図から乖離するのか 原田 泰・飯田泰之

実証的日本経済論入門(10)
「経営者支配」と株主利益の軽視(4):
「外部(社外)取締役」と株主利益(下) 三輪芳朗+マーク・ラムザイヤー

実験ミクロ経済学(10)
外部性:調整過程とピグー税 下村研一

リアル・オプションと不確実性(10)
偏微分方程式による解法 南部鶴彦

財政危機下の地方財政改革(10)
制度改革の課題(2):
税源移譲に伴う地方税改革の課題 小西砂千夫

エコノミストの読書日記
真・善・美 永谷敬三

書評

評者/米倉誠一郎
藤本隆宏・高橋伸夫・新宅純二郎・阿部 誠・粕谷 誠―著    『リサーチ・マインド 経営学研究法』

評者/平井俊顕   浅野栄一―著    『ケインズの経済思考革命』

新刊書紹介

ECONの風景
中国の経済発展と社会問題 伊藤元重

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