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新法令解釈・作成の常識

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  • 吉田 利宏
定価:税込 1,650円(本体価格 1,500円)
発刊年月
2017.04
ISBN
978-4-535-52246-6
判型
四六判
ページ数
268ページ
Cコード
C3032
ジャンル
  • 法律一般・法学・事典
難易度
テキスト:初級

内容紹介

名著『法令解釈の常識』『法令作成の常識』へのリスペクトのもと、現在の法令等の情報に基づき同書の承継を目指す本が誕生!

目次

法令解釈の常識
第一 「法令を解釈する」ということ
 法源
「解釈」する必要性
「解釈」の生じる場所
「いかにも人間らしい行為」の正体
 法令の解釈は誰がどんな場合に行うのか
 立法過程における解釈
 法規的解釈の方法
 その他の法規的解釈の方法
 私人も解釈する
第二 解釈の種類
 文理解釈と論理解釈の関係
 論理解釈の種類
 論理解釈の実例
 解釈を知識として伝える難しさ
第三 解釈の方法
 法律の種類に応じた解釈の方法
 解釈のセンス
 解釈の現実的妥当性
 再び「解釈の種類」を知っていることの意味
 憲法の解釈考
第四 法令間の矛盾を解決するためのルール
一 法令の所管事項の原理
 法令間の矛盾を解決するための四つのルール
 法令の所管事項の原理とは
 国の法令の所管事項
二 法令の形式的効力の原理
 法令の形式的効力の原理の意味
 国の法令の形式的効力
 自治体の法令の形式的効力
 法律と条例との関係
三 後法優越の原理
 後法は前法を破る
 食品衛生法の国庫負担
 議員のとまどい
「わけあり事例」の「わけ」
 前法、後法の判定基準
 「後法優越の原理」が働く範囲
四 特別法優先の原理
「特別法優先の原理」と「後法優越の原理」
 特別法の書きぶり
 特別法の例
 罰則の合理的な読み方
 国家賠償法四・五条の意味
 国家賠償法4条での「民法」
 解釈の苦労を減らす

法令作成の常識
第一 立案の基本態度
 立法すべき問題かどうかの検討
 意識すべき実効性~義務履行の確保~
 意識すべき実効性~内容の妥当性~
「ざる法」を避ける知恵とくふう
 誰にでも分かるものかどうか
「正確さ」における法令用語の役割
「分かりやすさ」を目指す試み
第二 法令の体裁上の諸約束
 国の「公用文」の用字・用語の基準
 国の「法令」の用字・用語の基準
 実物を手元に置こう
 自治体の法令の用字・用語の基準
 文語体、片かな書きの法令の改正
 旧かな遣い、古い送りがななどの改正
 拗音・促音の扱い
 句読点について
 一部改正法
 全部改正法
 縦書き
 題名
 正確性のなかでの「くふう」
 表を使う
 別表を使う
 文字で表しにくいものを規定する
 整理法と整備法
第四 法令立案についての技術
1 公布文・前文・目次など
 公布文
 法令番号
 制定文と前文
 目次
 本則の四部構成
2 総則に置かれる規定
 目的規定
 趣旨規定
 条例や規則での目的規定や趣旨規定
 定義規定
 略称規定
 定義規定との区別
 適用範囲・適用除外の規定
 解釈規定
3 実体的規定の書き方
 時系列の支配
 原則から例外への流れ
 パンデクテン方式
 規制法(許可法)の組立て例
 住民との関係が加わった許可法
 報告の徴収及び立入検査の規定
4 雑則的規定
「財政上の措置」と「国の援助」
「施策の実施状況の公表」など
 事務の区分
 権限の委任
 下位法令への委任規定
 地方公共団体の措置
 主務大臣と主務省令
「聴聞の特例」など
5 罰則規定
 刑法との関係
 刑罰の種類
 罰則立案に当たっての基本的な姿勢
 過料のこと
 刑法総則を踏まえた罰則の書き方
 両罰規定
 罰則の順番
6 附則の書き方など
 附則の規定事項と配置
 施行期日
 法令の有効期限に関する規定
 経過措置規定
 罰則の経過措置
 附則における他法改正の順序
 見直し規定
「理由」の書き方