雑誌詳細:法律時報  2018年1月号

2018年1月号 通巻 1120号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
「責任」の意義の多角的検討
定価:税込 1,890円(本体価格 1,750円)
在庫あり
発刊年月
2017.12
雑誌コード
08027
判型
B5判
ページ数
176ページ
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内容紹介

刑法における「責任」の本質について、刑法学のみならず、脳科学・神経科学、哲学、精神医学の見地からも検討を加え、多角的なアプローチを通してその意義を解明する。

【法律時評】
AIの奢り……尾崎一郎 1


■特集
「責任」の意義の多角的検討

企画趣旨……安田拓人
責任非難の意義——複数の視点の析出と構造化の試み……樋口亮介
神経科学が刑事責任論に及ぼす影響について……神田 宏・以倉康充
妄想と責任非難——妄想性障害と責任能力に関する裁判例の動向……小池信太郎
責任と量刑実務……園原敏彦
哲学における責任の問題……鈴木貴之
精神医学がいう「異常」と法律判断
——8ステップモデルの「責任」の周辺への展開……岡田幸之
責任論に代わる刑事制裁の根拠論と限定論
——ドイツの保安処分の現状からの考察……山中友理


■小特集
強制・任意・プライヴァシー [続]——GPS捜査大法廷判決を読む、そしてその先へ
……笹倉宏紀・山本龍彦・山田哲史・緑 大輔・稻谷龍彦


●連載
戦後憲法学の70年を語る——高橋・高見憲法学との対話・2-3
第6回 権力分立論と国家の諸作用
……高橋和之・高見勝利/宍戸常寿・林 知更・小島慎司・西村裕一

原発問題から検証する公法理論・2
脱原発と財産権……小山 剛

民法理論の対話と創造・11-1
[座談会] 民法学のなやみ(上)——「民法理論の対話と創造」を振り返って
……藤澤治奈・白石 大・荻野奈緒・齋藤由起・高 秀成・水津太郎・鳥山泰志・根本尚徳・伊藤栄寿・山城一真

拐取罪を巡る比較法的・沿革的分析・2-2
我が国における拐取罪の沿革(下)——親が主体の事案を念頭に……松原和彦

労働法理論の探究・4-1
労働法における企業パラダイムの現状と可能性(上)……矢野昌浩

【債権法判例の行方】
債権者の担保保存義務……中原太郎

【EU法判例研究】
先決裁定手続を通じたCFSP決定の適法性審査の可否……西連寺隆行

【刑事訴訟法判例研究】
証人予定者への事前面接(証人テスト)と補充捜査の限界……伊藤 睦

【労働判例研究】
歩合給から割増賃金相当額を控除する賃金規定の可否——国際自動車事件……山川和義

【史料の窓】
浜口雄幸首相とロンドン海軍軍縮条約……佐藤元英


新法令解説/文献月報・判例評釈/2017年総目次/メモランダム

2018年2月号(2018年1月27日発売)予価1750円+税

特集=岐路に立つ法人所得課税

法人所得課税制度の根幹に関わるような問題が、世界的に相次いでいる。店舗など一定の「場所」を前提とする現状の仕組みそのものに構造的な限界はないのか。各国の施策にも目を向け、理論的に迫る。

1 企画趣旨……太田 洋(西村あさひ法律事務所弁護士)
2 法人所得課税の課題と未来……渕 圭吾(神戸大学教授)
3 法人所得課税の勃興と隆盛——米国の連邦所得税の歴史等を踏まえて……高橋祐介(名古屋大学教授)
4 仕向け地主義法人税課税の構想と実現可能性……藤岡祐治(財務総合研究所研究官)
5 キャッシュ・フロー法人税の理論と課題……長戸貴之(学習院大学准教授)
6 法人の留保利益課税(未分配利益税)に関する検討……渡辺徹也(早稲田大学教授)
7 「サービスPE(仮想PE)」の可能性と限界……浅妻章如(立教大学教授)
8 所得相応性基準の具体的な適用に関する諸問題……伊藤剛志(弁護士/東京大学客員准教授)
9 BEPSプロジェクトの限界と法人所得課税の黄昏(?)……古賀敬作(大阪経済大学講師)

小特集=政府活動のガバナンス
1 企画趣旨の解説……亘理 格(中央大学教授)
2 自衛隊PKO派遣部隊の「日報」隠匿事件……板垣勝彦(横浜国立大学准教授)
3 森友学園事件から見えてくる法的問題……村上裕章(九州大学教授)
4 辺野古問題における無許可での岩礁破砕工事強行事件……人見 剛(早稲田大学教授)
5 文部科学省再就職斡旋事件……徳本広孝(中央大学教授)