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入門|公共経済学[第2版]

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  • 土居 丈朗
定価:税込 3,190円(本体価格 2,900円)
発刊年月
2018.03
ISBN
978-4-535-55891-5
判型
A5判
ページ数
416ページ
Cコード
C3033
ジャンル
  • 経済学各論(公共経済学・都市経済学・環境経済学等)
難易度
テキスト:初級

内容紹介

実際に行われている政策を直視しながら、公共経済学の理論が体系的に学べる教科書。制度の変更やデータの更新に合わせた改訂。

目次

第1章 公共経済学とは何か
1 政府の役割
2 政府の必要性
3 本書の理論的枠組み

第2章 公共財の供給量を決める
1 公共財
2 公共財の最適供給条件
3 公共財の自発的供給
4 公共財の中立命題
5 リンダール・メカニズム
6 クラーク=グローブス・メカニズム
補論 A. 公共財のパレート最適条件の導出
   B. ナッシュ均衡の効率性の数式による説明

第3章 税の望ましい徴収方法 消費課税1
1 日本の租税
2 消費課税
3 従量税(部分均衡分析)
4 独占市場における従量税
補論 独占企業の利潤最大化行動

第4章 税の望ましい徴収方法 消費課税2
1 従価税
2 独占市場における従価税
3 消費課税の効率性(一般均衡分析)
4 ラムゼイ・ルール

第5章 税の望ましい徴収方法 所得課税
1 労働所得税
2 現行の労働所得税
3 望ましい労働所得税
4 利子所得税

第6章 法人税の意義
1 法人税の意義
2 法人税が投資に与える影響
3 法人税が資金調達に与える影響

第7章 補助金の経済効果
1 補助金
2 補助金の効果
3 価格支持政策の効果

第8章 公共料金の決め方
1 価格規制の必要性
2 公共料金の決め方
3 ラムゼイ価格
補論 A. 限界収入の大きさ(図解による近似的説明)
   B. 需要の価格弾力性の図解

第9章 望ましい地方財政の姿
1 地方公共財
2 地方政府の分権的な政策決定
3 現行の地方財政制度の問題点
補論 A. 地方公共財供給のパレート最適条件の導出
   B. 短期における分権的な地方政府と移住均衡

第10章 地方財政の分権化
1 望ましい地方税制
2 スピルオーバー効果
3 地方分権の進め方
補論A 短期における分権的な地方政府による固定資産税
  B 長期における分権的な地方政府の戦略的行動
  C 地方公共財の便益がスピルオーバーする際のパレート最適条件
  D 地方公共財の便益がスピルオーバーする際の分権的な地方政府の政策決定

第11章 公債の有効活用
1 公債の経済効果
2 課税平準化の理論

第12章 年金制度の課題
1 年金の経済効果
2 将来の年金改革

第13章 効率的な公共投資のために
1 公共投資の経済効果
2 社会資本の最適供給
3 公共投資の費用便益分析

第14章 国際課税をどう行うか
1 国際的な取引と租税
2 国際課税の原則
3 国際資本課税のあり方
4 総生産効率性定理
補論A 図14-5の点P’と点Q’の位置関係
  B 源泉地主義課税下での(8)’式と(9)式の関係

第15章 地球環境問題
1 外部性と地球環境問題
2 ボーモル=オーツ税
3 排出量取引

第16章 政策決定の政治的影響を考える
1 公共選択学派
2 直接民主主義
3 議会制民主主義

※各章に練習問題

正誤情報

2018.09.06 errata55891-2-1.pdf

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