雑誌詳細:経済セミナー  2006.10月号

2006.10月号 通巻 620号

  • 紙の書籍
奇数月27日発売
[特集1]
「ポスト小泉」の日本経済
定価:税込 985円(本体価格 895円)
在庫なし
発刊年月
2006.09
雑誌コード
03545
判型
B5判
ページ数
122ページ

内容紹介

「構造改革」を旗印にした小泉政権の幕が下りた。郵政民営化に象徴される改革の レールが敷かれた一方で、「格差拡大」など、新たに浮かび上がった問題も出てきている。「ポスト小泉」時代の日本経済はどう変わろうとしているのだろうか。

小泉改革の成果と「ポスト小泉」の課題 北坂真一

郵政民営化――転倒した制度設計 池尾和人

消費税率引き上げと財政再建への道筋 湯元健治

年金一元化はどうあるべきか 上村敏之

地方分権「三位一体の改革」はどこへ行く 佐藤主光

格差拡大にどう立ち向かうか 小塩隆士



社会的共通資本としての医療(下) 宇沢弘文



「小泉」後にもとめられるもの 田中宏樹



連載



経世家の思想と政策(7)

有沢広巳――戦後日本の復興のプランナー 香西泰



名著再訪・20世紀日本の経済学編(7)

玉野井芳郎『エコノミーとエコロジー』 小田中直樹



データでみる身近な経済(12)

『イノベーション』と生産性(1)

技術導入は生産性を上昇させるか? 大橋 弘



[新連載]

バーチャル・ゼミナール

経済学の理論と思考の実習

ミクロ編(1)

アンケート調査と市場価格 山崎昭



歴史から学ぶ現代金融の考え方(7)

繰り返し発生するバブル 吉本佳生



財政再建の選択肢(7)

プライマリー・バランスのインプリケーション 矢野康治



実践のための行動経済学(2)

行動マクロ経済学(1)

消費理論の新しい潮流 多田洋介



マクロ経済学入門(7)

消費と投資 細野薫



入門:都市と公共部門の経済学(7)

土地・住宅市場は特別か? 中川雅之



新・公共選択理論(7)

選挙と政策形成 小西秀樹



ケースで学ぼう 法と経済学(7)

企業規律に責任を持つのは誰か

――会社法の経済分析 福井秀夫



書評



評者/小浜裕久

澤田康幸+園部哲史─編著    『市場と経済発展』



評者/鈴木光男

スティーブン・J・ブラムス─著    『旧約聖書のゲーム理論』



新刊書紹介



ECONの風景

新しい政権が取り組むべき課題 伊藤元重



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