雑誌詳細:経済セミナー  2006.9

2006.9 通巻 619号

  • 紙の書籍
奇数月27日発売
[特集1]
フードシステムと日本の食事情
定価:税込 985円(本体価格 895円)
在庫なし
発刊年月
2006.08
雑誌コード
03545
判型
B5判
ページ数
128ページ

内容紹介

私たちの生活において「食」はなくてはならないもの。昨今、食をめぐる問題は盛んに取り上げられている。とくに安全性に対する関心は高い。本特集は、フードシステムを概観しながら、食における諸問題を経済学的に考察する。

フードシステムからみた食生活の変化 時子山ひろみ
V農業の挑戦とC農業の再建 生源寺眞一
小売主導型食品サプライチェーンの展開方向と課題 木立真直
食の簡便化と惣菜をめぐるフードシステム 安村碩之
食育はなぜ必要か? 大村直己
食の信頼と食の安全 中嶋康博

社会的共通資本としての医療(上)
宇沢弘文 コモンズの可能性:
小繋事件が問いかけること 守田敏也

連載

経世家の思想と政策(6)
石橋湛山の戦後
――経世家に転じた言論人 香西泰

名著再訪
・20世紀日本の経済学編(6)
宇沢弘文『自動車の社会的費用』 小田中直樹

財政再建の選択肢(6)
どうして世界一の借金大国になったか 矢野康治

[新連載]
実践のための行動経済学(1)
行動経済学の分析ツール 多田洋介

データでみる身近な経済(11)
産業政策としての貿易政策(3)
「予想」外の政策効果 大橋 弘

入門:都市と公共部門の経済学(6)
外部性 中川雅之

歴史から学ぶ現代金融の考え方(6)
1987年秋の株価暴落 吉本佳生

新・公共選択理論(6)
政策をカネで買う 小西秀樹

マクロ経済学入門(6)
貨幣の役割と金融政策 細野薫

ケースで学ぼう 法と経済学(6)
知的財産は有体物と何が違うのか
――独占権付与の経済分析 福井秀夫

ミクロ計量経済学入門(6)
個人家計別物価指数の構築 北村行伸

書評

評者/熊野英生
加藤出+山広恒夫─著    『バーナンキのFRB』

評者/今福愛志
石川純冶─著    『変わる社会、変わる会計』

新刊書紹介

ECONの風景
経済学を学ぶ人に求めるもの 伊藤元重

ECONO FORUM