雑誌詳細:法律時報  2008.2

2008.2 通巻 992号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
民事司法アクセスの現状と展望
定価:税込 1,572円(本体価格 1,429円)
在庫なし
発刊年月
2008.01
雑誌コード
08027
判型
B5判
ページ数
144ページ

内容紹介

司法改革の動きの中で、国民が、利用者としてより容易に司法にアクセスし、多様なニーズに応じて、適正、迅速かつ実効的な権利の実現や紛争の解決を得られるようにするため、各種の制度改革の検討や実施が進められてきた。これまでの成果や現状を検証し、課題の抽出と今後の展望を試みる。

【法律時評】
取調べの録音・録画と裁判員裁判 守屋克彦

■特集=民事司法アクセスの現状と展望

《座談会》
民事司法アクセスの現状と展望 一木剛太郎・安藤信明・菅原郁夫・山本克己・山本和彦、笠井正俊(司会)
民事司法アクセスの充実に対する評価と課題 長谷部由起子
法テラスの現状と展望─民事司法アクセスを中心に 及川健二
簡易裁判所の訴額拡大・審理充実 鈴本浩一郎
民間型ADRの現状と展望 山田 文
労働審判制度の現状と展望 徳住堅治
境界(筆界)紛争解決制度の現状と展望 佐藤鉄男
民事執行制度の現状と展望 下村眞美

【論説】
《最終回》 代理の研究──法律行為研究会従属的地位者と取引をした相手方の保護
  ──下請負人の行為と表見代理の成否を素材として 芦野訓和
《最終回》 21世紀の社会保障法研究に問われるもの
──権利論の再構築の観点から平和 藤原精吾
永住者の帰国権をめぐる国際的潮流と再入国許可制度 岡本雅享
批判的人種理論と日本法
──和人の人種的特権について マーク・レヴィン  尾崎一郎(翻訳)

【取引法研究会レポート】
募集型企画旅行における手配債務、旅程管理債務
──約款に対する新しい解釈の試み 宮川不可止

【労働判例研究】
成果主義的な職務給制度を導入した就業規則変更の効力が肯定された例
──ノイズ研究所事件 斉藤善久

【史料の窓】
反政党内閣論者の論拠 小林和幸

新法令解説
文献月報・判例評釈
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