雑誌詳細:法律時報  2006.5

2006.5 通巻 969号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
「会社法」大改正と企業社会のゆくえ
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
在庫なし
発刊年月
2006.04
雑誌コード
08027
判型
B5判
ページ数
168ページ

内容紹介

2005年6月に成立した会社法が与えるインパクトを学術的に考察することに主眼を置き、「会社とは何か」、「会社は誰のものなのか」、「経営者はどのように規律づけるべきか」といった根本問題に多様な角度から考察を加える。

【法律時評】
未決拘禁法案のゆくえ――代用監獄は廃止できる?  新倉修

特集=「会社法」大改正と企業社会のゆくえ

《座談会》
新会社法と企業社会  前田雅弘・中村直人・北原直・野村修也(司会)

《論 考》
新会社法と証券市場法制との関係  黒沼悦郎
コーポレート・ファイナンスと新・会社法  小林  量
内部統制と新会社法
  ――わが国における内部統制の法的枠組みの確立に向けて行政保有
   個人情報の取扱とプライバシー  柿崎環
国際会計の潮流からみた会社法  弥永真生
EU法から見た新会社法  神作裕之
会社法と組織再編――交付金合併を中心に  石綿学

【論説等】
いわゆる「秘密捜索」について
  ――アメリカ愛国者法を手がかりとして  松代剛枝
日本国憲法と社会経済構造の改革
  ――社会保障および規制改革からみた「小さな政府」(上)  中島徹
ポスト逆送時代を迎えたアメリカ少年司法と
 原則逆送時代を迎えた日本の少年司法  池永知樹

【B&Aレビュー】
佐藤和男『土地と課税 ――歴史的変遷からみた今日的課題』  碓井光明
川角由和『不当利得とはなにか』●民法学のあゆみ  松岡久和

【民事判例研究】
損害の有無と不法行為責任  福田健太郎

【特別刑法判例研究】
道路を走行中の普通乗用自動車内におけるけん銃発射行為が
銃砲刀剣類所持等取締法3条の13、31条のけん銃等発射罪に
当たるとされた事例  小坂亮

【労働判例研究】
組合員資格に関する労働協約一部解約の効力と支配介入の成否
――東京地労委(日本アイ・ビー・エム〔組合員資格〕)事件  菊池高志
未決拘禁および死刑確定者の処遇に関する法改正についての
  刑事法学者の意見

【史料の窓】
宇都宮太郎・宇都宮徳馬父子と中国問題 櫻井良樹

新法令解説
文献月報・判例評釈
メモランダム