雑誌詳細:こころの科学  (2006年11月号)

(2006年11月号) 通巻 130号

  • 紙の書籍
偶数月17日発売
[特別企画]
習癖異常――子どもの困ったくせ
飯田順三=編
定価:税込 1,257円(本体価格 1,143円)
在庫なし
発刊年月
2006.10
旧ISBN
4-535-14030-8
ISBN
978-4-535-14030-1
雑誌コード
63955
判型
B5判
ページ数
126ページ

内容紹介

かつて「神経性習癖」と呼ばれた、子どもがみせる「困ったくせ」の数々。現在では、発達や素因など子ども自身の要因や、家庭や学校といった環境因など、さまざなま原因が絡み合ったものとされている。「困ったくせ」とひとくくりにされがちな、様々な子どもの異常行動を選り分け、それぞれへの対処法を明らかにする。

●巻頭に――こころの医療の病診・病病連携 宮岡等



特別企画 習癖異常――子どもの困ったくせ 飯田順三=編



●習癖異常について

習癖異常とは 飯田順三

習癖異常への対処と治療 三上克央・松本英夫

習癖異常の生物学的基盤 久保田泰考・十一元三

習癖異常の予後 宮脇 大・松島章晃

軽度発達障害と習癖異常 渡部京太



●さまざまな困ったくせ

食事に関する問題 ―異食・拒食・過食・偏食・反芻 亀岡智美

睡眠に関する問題 ―睡眠異常・夜驚・夢中遊行など 岡田 俊

排泄に関する問題 ―遺尿・夜尿・遺糞など 根來秀樹

ことばに関する問題 ―場面緘黙・吃音 笠原麻里

行動に関する問題 ―虚言・盗み 小野善郎

指しゃぶり・爪かみ・性器いじり 金子一史

チック  ―トゥレット症候群を中心に 金生由紀子

抜毛症(トリコチロマニア) 岩坂英巳



●論説

若手の心理臨床家をどう育てるか 野島一彦

「心神喪失者等医療観察法」施行1年を迎えて 田口寿子



●連載

うつ病の真実(11)現代的うつ病概念の完成

―躁うつ病から気分障害へ 野村総一郎

学び方の違う子どもたち(4)ADHDをもつ子どもたち(2) 畠垣智恵

都市型臨床の時代(2)ストーリを読むか、猥雑性を避けるか 井原 裕

タイムマシン心理療法(10)摂食障害のヒデヨ 黒沢幸子



●ほんとの対話

ガンダーソン著『境界性パーソナリティ障害』 松本俊彦

奥村雄介・野村俊明著『非行精神医学』 青木紀久代

ウィレンズ著『わかりやすい子どもの精神科薬物療法ガイドブック』 笠原麻里



●こころの現場から

交流――(小学校) 山際敏和

文化祭の劇「銀河鉄道の夜」――(養護学校) 鈴木彰典



伝言板