雑誌詳細:こころの科学  (2006年 1月号)

(2006年 1月号) 通巻 125号

  • 紙の書籍
偶数月17日発売
[特別企画]
うつに気づく 
宮岡 等=編
定価:税込 1,257円(本体価格 1,143円)
在庫僅少
発刊年月
2005.12
旧ISBN
4-535-14025-1
ISBN
978-4-535-14025-7
雑誌コード
63955
判型
B5判
ページ数
136ページ
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内容紹介

自殺の増加やうつがもたらす経済的損失の問題なども関係し、うつ状態への社会の関心はますます高まっている。その早期発見と初期対応の精度を高めるために、「本人や周囲の方がうつに気づくために知っておくべきこと」をわかりやすく解説する。

●巻頭に――難しくなるカウンセリング・精神療法 岡崎祐士



特別企画

うつに気づく――うつ状態の早期発見と初期対応 宮岡 等=編



1 うつを見出す

健康なうつと治療が必要なうつ 島奈津子

職場におけるうつ 廣 尚典

管理職のうつ 衛藤理砂・田中克俊

性格的な問題とうつ 林 直樹

不眠とうつ状態の早期発見 今井 眞・村上純一

飲酒とうつ状態の早期発見 松下幸生・樋口 進

身体疾患とうつ 佐伯俊成

女性特有の疾患にみられるうつ 宮岡佳子

うつに自分で気づくために 青木省三



2 どう対応するか

うつ状態とうつ病診断の変遷 宮岡 等

うつ病の初期治療 岡崎祐士

うつ状態再発の予防と早期発見 大嶋明彦

自殺を防ぐために 玄 東和・張 賢徳

精神科受診をどう勧めるか

  ―― 一般診療科と精神科の連携 堀川直史・岸 泰宏・松木秀幸

うつに気づいたらどのように医療機関を選ぶか 開地智子

インターネットの利用法 細田眞司



●論説

サービス業としての臨床心理士

―臨床ホスピタリティを考える 高良 聖

病気になるためなら死んでもいい!

―ミュンヒハウゼン症候群と代理による

ミュンヒハウゼン症候群 南部さおり



●連載

日常性の心理療法(13・終)日常性からの呼び声 大山泰宏

うつ病の真実(6)古代ギリシャ医学でうつ病はどう考えられたか 野村総一郎

タイムマシン心理療法(5)夫婦の大量服薬 黒沢幸子

人格障害という「現象」(9)自己愛にどのような態度をとるか 林 直樹



●ほんとの対話

村山正治監修『マンガで学ぶフォーカシング入門』 神田橋條治

成田文忠著『僕もピアノが弾けたよ』 アグネス・チャン

妙木浩之著『精神分析における言葉の活用』 成田善弘

宮地尚子著『トラウマの医療人類学』 信田さよ子

田中千穂子・栗原はるみ・市川奈緒子編『発達障害の心理臨床』 小笠 毅



●こころの現場から

畑まで腐葉土を運ぶ――(養護学校) 鈴木彰典

中学生――(小学校) 山際敏和



伝言板