雑誌詳細:そだちの科学  (2008年 4月号)

(2008年 4月号) 通巻 10号

  • 紙の書籍
4、10月(年2回)発売
[特集1]
子育て論のこれから
編集人=滝川一廣・小林隆児・杉山登志郎・青木省三
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
在庫僅少
発刊年月
2008.03
雑誌コード
63955
判型
B5判
ページ数
148ページ
定期購読申込ページへ

内容紹介

子どもは社会を映す鏡、である。少子化時代、先行き不透明なこの時代に、われわれ大人は子どもの未来像をどうイメージしているのか。

●特集によせて



I=子育て論の現在

子どもの現在とこれから 杉山登志郎

小児科医と子育て論 稲垣由子

児童精神科医と子育て論──発達障碍臨床からみた育児論の構築に向けて 小林隆児

フェミニズムと子育て 岡崎 勝

松田道雄の育児書論 大森隆子

子育ての過去・現在・未来 原田正文



II=子育て論をめぐって

動物の子育て 人間の子育て 正高信男

胎生期のそだち 福岡秀興

子育ての出発点としての出生前診断    ──むずかしい選択をせまられる時代 田中千穂子

未熟児を育てる 仁志田博司

保育実践と子育て論──子どもを一人の主体として受け止める 鯨岡和子

里親と子育て論 津崎哲郎

児童養護施設における子育て 内海新祐

地域の子育て力は、いま 山田真理子

育児論というストレス 大日向雅美

子育てと児童虐待 滝川一廣

「障害」のある子を育てる 海津敦子

海外での子育てサポート 吉田敬子

子育ての古今東西 清水將之

「共に─あること」を体験する場──家族と子育てを考える 村瀬 学

「子育て」の本質 小浜逸郎



III=子育て論と私

子どもを科学的に捉える 小林 登

コミュニケーションへの希望を求めて 佐々木正美

子どもを育てるという経験──生き直し、楽しみ、学ぶ日々 村瀬嘉代子

私の子育て論 渡辺久子

将来は瘋癲ばあさん 黒川由紀子

子育てを論じることの危うさ 山田 真



ブックガイド・子育ての周辺

『負け犬の遠吠え』──酒井順子 杉山登志郎

『ぼくには数字が風景に見える』──ダニエル・タメット 田中康雄



●連載

親と子がともに育つということ

 (10)子育て支援に新たな地平は開けるか 大日向雅美

こんな男に誰がした─育てられのカガク

 (9)ぼくのおじさん 山登敬之

相談窓口から「そだち」をみる

 (10)「問題が起きる」ということ 高野久美子



編集ノート

そだちの科学 11号(2008.10月号) 2008年9月29日発売 予価(税込)1,400円

自閉症とこころのそだち

創刊以来の再特集。発達障害への世間的関心が高まるなか、この5年で自閉症研究・療育・治療実践は、どう展開されてきたか。