雑誌詳細:法学セミナー  2006.10月号

2006.10月号 通巻 622号

  • 紙の書籍
毎月12日発売
[特集1]
倒産法の基礎知識
定価:税込 1,026円(本体価格 933円)
在庫なし
発刊年月
2006.09
雑誌コード
08069
判型
B5判
ページ数
140ページ

内容紹介

実務に役立つ法として倒産法に関心を持っている学生は多い。現実を反映するケースで考え、重要な項目をピンポイントで理解していくことにより、倒産法全体の学習イメージをつかむことができる。学部生、法科大学院生必修の学習教材。

[▼立志]

イェーリンクの書机 河上正二



[▼法科大学院探訪]

熊本大学法科大学院 ――矜持を抱き、人格教育の高みへ

山中至教授・石橋洋教授に聞く



[ロー・ジャーナル]

村上ファンド事件 ――何が問題か? 長井長信



[特集]

倒産法の基礎知識 倒産法とは何か 中島弘雅



契約関係をどう処理するか――賃貸借を中心として 田頭章一

否認とはどのようなものか 三上威彦

倒産手続で担保権の処遇はどうなるか 本間法之

倒産法人の役員に対する責任の追及は 佐藤鉄男

事業の再生はどのようなものがあるのか 村田典子

個人の倒産処理手続――「自己破産」か「個人再生」か 近藤隆司



[ロー・クラス]

法科大学院考(27)法科大学院「生」フォーラム(3)

法科大学院のカリキュラム体験――カリキュラムの全体を振り返る

白木健介さん・三宅基大さん・高橋宏司・和田真一

模擬裁判の甲子園

――よき市民を育てるための教育と司法現場のコラボレーション 神谷説子



[新連載]

法令読解心得帖――法律学習はじめの一歩(1)

法律のアイデンティテイと法律番号 吉田利宏・いしかわまりこ



クロスワード会社法(1) 株主優待制度 弥永真生



開発法学への招待(1)

「法と開発」(Law and Development)の理論と実践 松尾弘



国際人権法ワールドレポート(4)

企業と国際人権法――アメリカの国際人権訴訟の現在 伊藤和子



判例にみる憲法実体論(19)

憲法上の損失補償請求権と正当な補償 井上典之



民法総則講義〔第2部 本論〕(41)

第9章 条件及び期限、

第10章 期間の計算河上正二



クロススタディー物権法(19) 抵当権と賃借権 田高寛貴



セカンドステージ債権法(10)

売主の担保責任(2)――物の瑕疵・権利の瑕疵 野澤正充



家族法の歩き方(19) 相続財産の曖昧な性質 本山 敦



刑法総論で考える(19) 責任阻却の原理と事由――その4:

  「違法性の意識の可能性」と違法性の錯誤(続)、期待可能性 伊東研祐



疑問解消 刑事訴訟法(10) 公訴の提起  水谷規男



[最新判例演習室]

憲法■

  公務員の「政治的行為」  多田一路

  ――東京地判2006・6・29

行政法■

  「公の施設」の目的外使用許可における裁量の限界  岡田正則

  ――最三小判2006・2・7

民法■

  囲繞地通行権の成立とその内容  高田淳

  ――最一小判平18・3・16

刑法■

  可罰的違法性の判断方法  門田成人

  ――神戸地判平18・3・14

商法■

  信用協同組合との預金契約の商行為性  笹本幸祐

  ――最二小判平18・6・23

民事訴訟法■

銀行の社内通達文書についての文書提出義務の成否 川嶋四郎

――最二小決平18・2・17

刑事訴訟法■

  即時抗告における刑訴法375条類推適用の可否   豊崎七絵

  ――最三小決平18・4・24

労働法■

  ロックアウトの正当性   道幸哲也

  ――最三小判平18・4・18



[ライブラリー]

書評■長谷部恭男著『憲法とは何か』  野中俊彦

書評■ベアテ・シロタ・ゴードン他『ベアテと語る「女性の幸福」と憲法』 土井たか子

書評■高杉良著『不撓不屈』(著書と映画) 篠原敏雄

新刊ガイド



[ロー・フォーラム]

人権を問う――人権救済活動の最前線から(7)

朝鮮人・中国人虐殺事件の真相究明と謝罪を

――関東大震災虐殺事件人権救済申立事件 日弁連人権擁護委員会



裁判と争点



立法の話題



最新立法インフォメーション



司法改革ウォッチング

――臨床法学教育にまつわる活動 三澤英嗣



[JPLS]Research] 法曹人口拡大の是非 国民編 白木達也

法科大学院生レポート

司法修習生

弁護士事件ファイル

司法書士の生活と意見

判事補メモ