雑誌詳細:こころの科学  (1995年11月号)

(1995年11月号) 通巻 64号

  • 紙の書籍
偶数月17日発売
[特別企画]
生徒のこころを支える―養護教諭のはたらき
清水將之 編
定価:税込 1,175円(本体価格 1,068円)
発刊年月
1995.10
雑誌コード
63955
判型
B5判
ページ数
130ページ

内容紹介

「学校の危機」が叫ばれて久しい。子どもが幼・少年期の大半を過ごす学校で、彼らのこころのケアを誰に任せたらよいのだろう。本特別企画では、児童生徒に安心を与える存在である養護教諭にスポットをあて、現場からの生の声を交え、学校再生の手がかりを探る。

●巻頭に・・終戦50周年と精神保健福祉法 山下 格



特別企画 生徒のこころを支える ─養護教諭のはたらき



1 子どものこころと養護教諭  清水將之

2 学校精神保健のなかの養護教諭  徳山美智子

3 養護教諭をどう育てるか  服部祥子

4 養護教諭の可能性と限界  北口和美

5 こころの失調、からだの失調  中坊伸子

6 いじめと養護教諭  岡村達也・加藤美智子・八巻甲一

7 不登校と養護教諭  末廣晃二

8 私学における養護教諭  亀井よ志子

9 養護教諭の養成課程  北村陽英

10 小学校の養護教諭  宍戸洲美



私のこころに残る子ども

 ─青山泰子・東 風子・石川みどり・栗木美恵子・渡辺恵子・品川秀子

 絵田美和・大阪花子・佐伯良美



●論説

児童の精神保健にかかわる説明と同意  村瀬嘉代子

集団にこだわる意識が生むいじめの構造

─企業社会論の立場から  判野啓一



●連載

概念の心理療法(5)

─アニマ・アニムス  河合俊雄

こころのパトロジー(3)

─精神分裂病の発症(1)その様態  松本雅彦

サブクリニカルな若者たち(13)

─おとなになるということ  清水將之

個室論(7)  ─個室型育児を拒否した日本人  島田裕巳



●ほんとの対話

ルネ・F・マリノー著『神を演じつづけた男』  中川賢幸

寺島イツ著『こころを癒すちょっとしたヒント』  頼藤和寛

J・S・ブリンソン著『ある多重人格者の告白』  鑪 幹八郎

平井雷太著『「~しなさい」と言わない教育』  松岡正剛



●こころの現場から

怒りの行方──(家庭裁判所)  藤川洋子

プレデイケアの患者と家族──(デイケア)  安斎三郎

エッセイ以前──(学生相談室)  高石浩一



伝言板