雑誌詳細:こころの科学  (1993年 5月号)

(1993年 5月号) 通巻 49号

  • 紙の書籍
偶数月17日発売
[特別企画]
心身医学と人間
河野友信 編
定価:税込 1,068円(本体価格 971円)
発刊年月
1993.04
雑誌コード
63955
判型
B5判
ページ数
122ページ

内容紹介

高度ストレス社会は個人の健康をむしばみ、からだの疾患=心身症として現われる。現代医学は病をみるだけでなく、個人のこころの世界までたちいった全人的な医療が望まれている。本特別企画は「こころとからだ」の健康を人間の免疫やホルモン等を含めて解明。

●巻頭に・・現代人のなかの原始人  山下 格



特別企画 心身医学と人間



1心身医学の現在

 ─誕生から将来展望へ向けて  河野友信

2心身症の診断と治療

 ─神経症やうつ病との鑑別を含めて  大島京子・久保木富房

3精神神経内分泌免疫学とホメオスターシス  松林 直・玉井 一

4アレルギーと心身医学  永田頌史

5母性環境の病理

 ─子どもを持つことに悩む母親たち  小此木啓吾・深津千賀子

6摂食障害と家族カウンセリング  東 豊

7慢性疾患への心身医学的アプローチ  吾郷晋浩

8インポテンスの治療・予防と心身医学  石津 宏

9更年期障害と心身の健康  相良洋子

10ターミナルケアと末期がん患者のQOL  恒藤 暁・柏木哲夫

11先端医療環境と心身医学  坪井康次・筒井末春

12異文化ストレスと心身症  石川俊男・高橋 進

13認知・行動療法と心身症  佐々木直

14音楽による心身ストレスの予防  篠田知璋



●─────

分裂病の遺伝医学  福田倫明・南光進一郎

リフレイミング  ─言語が行動を変化する  長谷川啓三



●対談

チンパンジーのこころを読む(3)  武者利光・堤 秀世



●連載

こころの科学を創った人々(10)  ─バリント  森 茂起

こころとセルフヘルプ・グループ(7)

─ロイスのイネイブリング  斎藤 学

日本という妄想(7)

─東京オリンピック 日の丸の代償  島田裕巳

認知行動療法入門(1)

─なぜ認知が問題となるか  坂野雄二



●ほんとの対話

藤岡喜愛著『イメージの旅』  石川 元



●こころの投映室

大人になりきれない人々(3)  白河夜舟



●自分さがしの迷宮

狐火(きつねび)その1  寒海幻蔵



伝言板