雑誌詳細:法学セミナー  2008.9

2008.9 通巻 645号

  • 紙の書籍
毎月12日発売
[特集1]
刑事裁判と被害者参加
上村、柴田
定価:税込 1,047円(本体価格 952円)
在庫なし
発刊年月
2008.08
雑誌コード
08069
判型
B5
ページ数
148ページ

内容紹介

今年度中に施行が予定されている刑事裁判の「被害者参加制度」。従来の刑事司法システムを、そして法廷の風景を一変させるといわれる新たな制度について解説する。

■現代の人権

指紋押捺制度の復活? 村上正直

■立法と現場

情報公開法の背景と今後 森田 明

■ロー・ジャーナル

イラク派兵差止訴訟 なぜ違憲判決なのか 小林 武

■法科大学院探訪

「地域」と「実務」の親和性――岡山大学法科大学院 松村和徳教授・榎本康浩准教授に聞く



[特集]刑事裁判と被害者参加



制度概観――修復的司法の視点から 高橋則夫

少年審判と被害者参加 後藤弘子

被害者参加制度で実務はどう変わるのか 山下幸夫

参加による陶冶――応答責任論から見た被害者参加制度 瀧川裕英

被害者の刑事裁判参加制度とポピュリズム政治 西村春夫



特別企画 第14回インターカレッジ民法討論会

第1部=刺激を与え合って成長しみんなで創りあげるゼミ対抗討論会 佐藤啓子

第2部=出題の意図と解説 平野哲郎

第3部=これが優勝ゼミの報告だ 慶應義塾大学金山直樹ゼミ

第4部=白熱! 教員討論 金山直樹・高嶌英弘・坂東俊矢・佐藤啓子・松岡久和・中田邦博・孕石孟則・七戸克彦・鹿野菜穂子・平野哲郎・森山浩江



[ロー・クラス]

再考 砂川事件(全3回)第3回 住民代表である議会の意見を聞く 石埼 学

都市型公設事務所の挑戦――弁護士を待つ人々の中へ(9)

 公設法律事務所における判事補の弁護士職務経験 西尾洋介

現代司法書士論(6)第2部:社会問題分野2

 病的ギャンブリングの回復へのかかわり 稲村 厚



法令読解心得帖──法律学習はじめの一歩(21)

 行政調査と課徴金 吉田利宏・いしかわまりこ

連続対談:21世紀の国際社会と法──国際法の生きた姿を考える(10)

 国際経済法が直面する課題 中川淳司・間宮 勇・大沼保昭

人権の臨界──路上の呼び声を聴く(18)

 居住の自由、または存在する権利 笹沼弘志

開発法学への招待(24)【最終回】

 「法と開発」(Law and Development)の理論と実践 松尾 弘

憲法 解釈論の応用と展開(6)人権・基本的な考え方6

 二重の基準または審査密度 宍戸常寿

行政法 事案解析の作法(6)不法残留者の強制退去 大貫裕之・土田伸也

基礎トレーニング民法総則(18)法律行為の要素の欠落(その7) 中舎寛樹

物権法講義(6)第2章:物権総則(4)物権変動(その4)

 不動産の物権変動と対抗問題 河上正二

セカンドステージ債権法(33)

 保証債務(2)――内容・効力(1) 野澤正充

刑法各論で考える(12)個人法益に対する罪(11)

 ――財産に対する罪2(基本概念[続]) 伊東研祐

クロスワード会社法(24)【最終回】スピン・オフ 弥永真生



[最新判例演習室]

憲法 榎 透

行政法 野口貴公美

民法 原田昌和

商法 鳥山恭一

民事訴訟法 上田竹志

刑法 豊田兼彦

刑事訴訟法 正木祐史

労働法 小宮文人



[ライブラリー]

書評■水谷規男著『疑問解消 刑事訴訟法』 五十嵐二葉

新刊ガイド



[ロー・フォーラム]

裁判と争点

立法の話題

最新立法インフォメーション

司法改革ウォッチング■日本司法支援センター現場レポート/法テラス佐渡法律事務所



[声明]布川事件 検察官特別抗告に対する緊急声明

法科大学院生レポート

司法修習生

弁護士事件ファイル

司法書士の生活と意見

判事補メモ