雑誌詳細:精神科診断学  第4巻1号

第4巻1号 通巻 13号

  • 紙の書籍
3、6、9、12月15日発売
[特集1]
法的能力と精神科診断学
定価:税込 2,937円(本体価格 2,670円)
在庫なし
発刊年月
1993.03
雑誌コード
0915
判型
B5判
ページ数
134ページ

内容紹介

強制入院の要件、告知同意、「処遇困難例」問題など、精神科診断学は民事上の判断能力論、刑事法の責任能力論と密接不可分である。本特集は、概念のとらえ方、測定や判断の仕方について双方からアプローチし、共通言語の形成、ひいては精神科医療への寄与をめざす。

発刊主旨



印象に残った症例:その診断と治療

 第7回 ある慢性妄想性障害患者の一生/ 加藤正明



特集

法的能力と精神科診断学



精神障害者の判断能力の診断学 ─法学(民事)の立場から  星野 茂

精神障害者の判断能力の診断学 ─精神医学の立場から  熊倉伸宏

精神障害者の責任能力の診断学 ─法学の立場から  町野 朔

精神障害者の責任能力の診断学 ─精神医学の立場から  中谷陽二

各国の精神保健法 ─定義、民事収容に関して  高柳 功



Summary Report

第12回日本精神科診断学会[抄録・質疑応答]



原著

非定型精神病の診断について

 ─Pauleikhoffによる基準とICD-10草案との比較  高岡 健



紹介

Hopkins判断能力評価試験

 ─患者の告知同意能力を判定する簡略な試験方法  J.S.Janofsky・他



不安性メランコリーの重症型における心気妄想について  J.Cotard



用語解説

コタール症候群について  荒木憲一・中根允文



現代の古典  北村俊則

 I.F.Brockington et al.(1979)

 Schizo-affective psychosis:definition and incident 他





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