雑誌詳細:法律時報  2000.1

2000.1 通巻 887号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
司法改革への展望
定価:税込 1,885円(本体価格 1,714円)
発刊年月
1999.12
雑誌コード
08027
判型
B5判

内容紹介

司法制度改革審議会が発表する論点整理がこの12月にも行われ、司法改革のあり方についての議論が一気に正念場を迎える。研究者・弁護士・裁判官・市民の協力で、あるべき司法改革への提言を意欲的に行う。

【法律時評】

21世紀への法学教育 利谷信義



特集=司法改革への展望

[座談会]司法改革への展望  小田中聰樹・宮本康昭・戒能通厚・宮澤節夫・大出良知・佐藤岩夫

司法改革について考える 江藤价泰

市場経済推進の司法改革の問題性 久保田穣

司法制度改革審議会の現段階と期待するもの 斎藤 浩

「国家改造」と「司法改革」の憲法論

 ─佐藤幸治氏の所説をめぐって 小沢隆一

法曹一元をどう実現していくか 岡 文夫

弁護士像と法曹人口 亀井時子

法曹養成の目的

 ─ロースクール構想をめぐる議論 由岐和広

「司法改革」と行政訴訟 平田和一

市民が期待する司法改革

 オンブズマン活動の経験から 庫山恆輔

 消費者相談の現場から 藤井教子

民衆に根付かせパワーアップを 飯室勝彦

司法改革をめぐる諸潮流

 ─審議会の発足と今日の情勢<司法制度改革審議会ウォッチング・1> 土田和博

■資料/1)司法改革実現に向けての基本的提言・2)論点整理に関する会長試案骨子



法曹養成と法学・政治学教育の課題

 ─学術会議シンポジウムから

法科大学院構想と司法改革の課題

 ─課題の提起 戒能通厚

法曹養成の将来設計と法科大学院構想 小島武司

日本の法学部教育の歴史から見た法科大学院構想 大久保泰甫

アメリカにおけるロー・スクールの実像 藤倉皓一郎

ドイツ法曹養成制度と法科大学院構想 西谷 敏

法曹養成と大学における法学教育 大木雅夫



【論説等】

「司法改革」論議・管見

 <続・市民法の目・9> 清水 誠

「憲法と公共性」再論

 <国家と自由/憲法学の可能性・19> 森 英樹



【B&Aレビュー】

馬場圭太「フランス法における情報提供義務理論の生成と展開」ほか

 ●民法学のあゆみ 松岡久和



【労働判例研究】

昇格試験成績不振による不昇格と不当労働行為の成否

 ─中労委(芝信用金庫従組)事件 小宮文人



【史料の窓】

ハンス・ケルゼンと戦犯裁判(1) 日暮吉延



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