雑誌詳細:法律時報  2001.10

2001.10 通巻 910号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
非典型担保をめぐる解釈と立法
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
発刊年月
2001.09
雑誌コード
08027
判型
B5判

内容紹介

抵当権その他担保法全体の改正が考えられている。わが国では実際界の需要から法典にない担保が幾つも生み出されてきたことを、どう理解し整序すべきかを採り上げて解明する必要度も高い。今日までの判例と学説の展開・対応を踏まえて、解釈と立法のあるべき方向を検討する。

【法律時評】

首相の靖国神社参拝問題 水島朝穂

特集=非典型担保をめぐる解釈と立法

  非典型担保論序説 椿 寿夫

  不動産譲渡担保─その解釈と立法化の方向 近江幸治

  動産譲渡担保 伊藤 進

  流動債権譲渡担保 角紀代恵

  所有権留保における解釈論と立法論 生熊長幸

  担保としての代理受領と立法化の是非 松本恒雄

  相殺予約 鳥谷部茂

  非典型保証 潮見佳男



小特集=定住外国人の被選挙権への展望(2)完

  ヨーロッパ諸国の地方レベルにおける外国人の被選挙権 近藤 敦

  特別永住外国人の国籍取得問題 田中 宏



  【論説等】

 不当労働行為法理の基本構造・上 道幸哲也

 「国家の中立性」をめぐる同質の説明と異質な帰結

  ─リベラリズム憲法学へのモノローグ 中島 徹

 判例公刊について─未公刊判例に関する問題の検討から・下 指宿 信

 「せたがやの家」訴訟判決と住民訴訟

  「せたがやの家」訴訟の歴史的意義 斉藤 驍

 住民訴訟四号請求の改悪 濱 秀和

 「グローバル化と憲法」補遺〈国家と自由/憲法学の可能性・39〉 森 英樹

 石田喜久夫君を悼む 甲斐道太郎



【B&Aレビュー】

 高橋寿一著『農地転用論』 田山輝明



【民事判例研究】

 立法不作為に対する国家賠償請求権と除斥期間の起算点

  ─ハンセン病熊本地裁判決の検討 松本克美



【労働判例研究】

 労働協約による高年労働者の労働条件不利益変更と規範的効力

  ─日本鋼管(賃金減額)事件 大山盛義



【最高裁新判例紹介】

 刑事事件─平成13年6月21日第一小法廷判決(地方税法違反被告事件)



【史料の窓】

平和の海 堀口 修



新法令解説/文献月報

判例評釈/メモランダム