雑誌詳細:法律時報  2000.8

2000.8 通巻 895号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
日本社会のシステム変容と法
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
発刊年月
2000.07
雑誌コード
08027
判型
B5判

内容紹介

バブル崩壊後の90年代日本における法制度改革のスピードと広がりには目を見はるものがある。この改革の結果、経済社会と市場をめぐる法制度にどのような変容をもたらしたのかにつきトータルなアプローチを試みる。

【法律時評】

犯罪被害者二法と犯罪被害者の権利 川崎英明



特集=日本社会のシステム変容と法

90年代日本法の変容 吉田克己

不良債権の回収と法 北見良嗣

脱冷戦の思考─自己決定権と社会的共同性 金子 勝



特集=大学改革・司法改革の原点から(1)

大学改革・司法改革の原点から─課題の提起 戒能通厚

法学・政治学教育と法曹養成 大木雅夫

法学教育の位置と法曹養成 広渡清吾

企業法務と教養・基礎法教育 柏木 昇



【論説等】

アメリカおよびドイツの脳死否定論

 ─外国における脳死論議の新しい動向 中山研一

法曹養成と法科大学院構想

 ─琉球大学法文学部における検討と取組をふまえて 徳本 穰

地方における法学教育研究会について 岡山大学法学部

ロースクール設置準備室

公共事業考─箱根用水のこと

 <続・市民法の目・16> 清水 誠

憲法裁判官としてのベッケンフェルデ

 <国家と自由/憲法学の可能性・25> 渡辺康行

制度伝説─『自由と特権の距離』補遺

 <国家と自由/憲法学の可能性・26> 石川健治

合意相殺の類型化と第三者に対する効力

 ─ドイツ法を手がかりに●取引法研究会レポート 村山洋介

「国民が利用しやすい司法」・「国民の期待に応える民事司法」の内実

 <司法制度改革審議会ウォッチング・8> 今関源成

第50回“社会を明るくする運動”に寄せて 清水義悳

■資料/声明「今こそ政治腐敗の真の防止措置を!!」ほか 政治改革オンブズパーソン



【B&Aレビュー】

松原芳博「可罰的責任論の現状と展望」

 ●刑事法学の動き 鈴木茂嗣

上野友靖「少年法における刑事処分の意義」

 ●刑事法学の動き 吉岡一男

佐久間毅「民法109条の表見代理」ほか

 ●民法学のあゆみ 後藤元伸



【メディア判例研究】

少年の実名掲載と少年法61条

 ─「新潮45」少年実名報道事件 田島泰彦



【民事判例研究】

障害年金受給権喪失による逸失利益を認めた事例 若林三奈



【労働判例研究】

時季変更権不行使の意思表示の取消

 ─全日本空輸(大阪空港支店)事件 奥田香子



【最高裁新判例紹介】

刑事関係─平成12年2月17日第2小法廷決定(業務妨害被害事件)

    ─平成12年2月24日第2小法廷決定(鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律違反被害事件)





【史料の窓】

北総平民倶楽部の研究会日誌 林 彰



新法令解説/文献月報・判例評釈/メモランダム