雑誌詳細:法律時報  1999.1

1999.1 通巻 884号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
独禁法の新展開と理論的課題
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
発刊年月
1999.09
雑誌コード
08027
判型
B5判

内容紹介

最近の独禁法には全面的展開の予兆が感じられる。そうした新展開を支える理論構築を目指し、独禁法の体系に沿った各論的テーマと独禁法全般を一定の視点から横断的に扱うテーマとを組み合わせ独禁法の明日を展望する。

【法律時評】

「国旗・国歌法」に反対する 吉川経夫



特集=独禁法の新展開と理論的課題

競争政策の新たな展開 金井貴嗣

私的独占規制の展開と課題 泉水文雄

市場集中規制の新展開 山部俊文

垂直的価格制限をめぐる諸問題 土田和博

不当廉売規制の展開と違法性判断基準 中川寛子

独占禁止法と競争秩序 江口公典

独禁法と民事救済 岡田外司博

知的財産権と独禁法をめぐる新展開・覚書 瀬領真悟

国境を越える競争制限・競争阻害の規制 東條吉純

著作物再販をめぐる動向と理論 石岡克俊



【論説等】

人の死はいつなのか?

 ─移植法の起点となる脳死、臨床死および同意をめぐって ハンス=ルートヴィヒ・シュライバー

長井 圓・臼木 豊(共訳)

検証・周辺事態法案の国会審議・4 植村勝慶

法典調査会関係資料(国立公文書館所蔵資料)紹介・3 高橋良彰

幸福計算について

 <国家と自由/憲法学の可能性・17> 内野正幸

団体定期生命保険問題その後

 <続・市民法の目・7> 清水 誠

認知の無効

 ●現代法律行為論研究34

  ─第三部/無効をめぐる諸問題・16 前田 泰



【民事判例研究】

戦後補償請求権の消滅時効・除斥期間 松本克美



【労働判例研究】

労働組合の要請行動の限界

 ─東海商船事件 山崎文夫



【B&Aレビュー】

大久保泰甫=高橋良彰著『ボアソナード民法典の編纂』 大石 眞

原島重義=児玉寛「対抗の意義」

        「登記がなければ対抗できない物権変動」

 ●民法学のあゆみ 横山美夏

金沢真理「中止未遂の成否」ほか

 ●刑事法学の動き 山中敬一



【最高裁新判例紹介】

刑事事件─平成10年6月10日第一小法廷判決(証券取引法違反被告事件)



【史料の窓】

貴族院に対する政策 小林和幸



新法令解説/文献月報・判例評釈/メモランダム