雑誌詳細:経済セミナー  2005.11

2005.11 通巻 610号

  • 紙の書籍
奇数月27日発売
[特集1]
「希望」と経済
定価:税込 912円(本体価格 829円)
発刊年月
2005.10
雑誌コード
03545
判型
B5判

内容紹介

若者のひきこもりやニートに象徴されるように、いまの日本では「希望」は枯渇しつつあるのだろうか? 希望とは何か、人々はどうすれば希望を持って生きていけるか――「希望学」の取組みを紹介しながら、新たな「希望の芽」を見出したい。

特集 「希望」と経済



「希望学」は何をめざすのか 玄田有史

データに見る希望と現実 佐藤香・永井暁子

「希望格差社会」のゆくえ 山田昌弘

オーラル・ヒストリーで「希望」の変遷をたどる 中村尚史

トレーダーに見る市場の時間・希望の時間 宮崎広和

成熟を拒否するアメリカ経済 冷泉彰彦





ゲーム理論今昔物語

 交渉の倫理 鈴木光男









連載

 経済学で読み解く故事成語

 管鮑の交わり/漁夫の利 梶井厚志

 日本経済の長期展望(8)

 英国経済の発展と衰亡 幸村千佳良

 経済英語 keyword

 Chapter 11 井上邦夫

 データでみる身近な経済(2)

 なぜ日本ではクレジットカードが普及しないのか(2) 大橋 弘

 平成経済政策論争(8)

 長期不況への転換点はどう認識されたか 野口旭

 大学では教えてくれない金融論(11)

 金融ビジネスの潮流 富樫直記

 経済学大きい小さい(8)

 なぜ地方の地価は下げ止まらないのか? 阿部一知・原田泰

 実験ミクロ経済学(8)

 公共財経済:戦略的行動とその向こう側 下村研一

 実証的日本経済論入門(8)

 「経営者支配」と株主利益の軽視(2)

 「財閥解体」という実験室 三輪芳朗+

マーク・ラムザイヤー

 リアル・オプションと不確実性(8)

 分析枠組みの拡張 南部鶴彦

 財政危機下の地方財政改革(8)

 地方交付税改革(2):

 制度運営の難しさと今後のあり方 小西砂千夫



 エコノミストの読書日記

  「自明の罠」に陥らないために 荒川章義



 書評

   評者/野上裕生

   ジョン・トーイ-著

    原洋之介-監訳『開発のディレンマ』



   評者/浅子和美

   貞廣彰-著

    『戦後日本のマクロ経済分析』



 新刊書紹介



 ECONの風景

  小泉自公政権への無言の圧力 伊藤元重



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