雑誌詳細:こころの科学  2009年3月号

2009年3月号 通巻 144号

  • 紙の書籍
偶数月17日発売
[特別企画]
こころの悩みに強くなる
原田誠一(原田メンタルクリニック・東京認知行動療法研究所))
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
在庫なし
発刊年月
2009.02
ISBN
978-4-535-14044-8
雑誌コード
63955
判型
B5
ページ数
158ページ

内容紹介

悩みといかにつきあい、こころの健康を守り育てるか。悩みのつきない時代に、心理学・精神医学の立場から解決のヒントを提供する。

巻頭に――カウンセリング以前――青木省三



特別企画=こころの悩みに強くなる

原田誠一/編



●人間の経験とこころの悩み・健康

悲しむことによってはぐくまれる―対象喪失を経ることについて 高野 晶

思春期と「アイドル」イメージ―ユング心理学の立場から 岩宮恵子

愛とこころの悩み・健康―アドラー心理学の立場から 坂本玲子

自己評価・対人スキルとこころの悩み・健康 城所尚子

―交流分析の立場から、「私はOK、あなたはOK」

ストレス・トラウマとこころの悩み・健康―認知行動療法の立場から 西川公平

とらわれとこころの悩み・健康―森田療法の立場から 内村英幸

家族との和解―内観療法の立場から 三木善彦



●ライフサイクルとこころの悩み・健康

こころの発達と子どもの悩み 岩佐光章

青年期のこころの歩み 小泉葉月

中年期のこころの悩み・健康 原田雅典

老いとこころの悩み・健康 亀山知道

死とこころの悩み・健康 中澤正夫



●社会状況とこころの悩み・健康

ネット社会とこころの悩みとDAM理論 今  忠

格差社会とこころの悩み・健康 松崎博光

「おたく」であることの困難と希望 斎藤 環

国際化・海外生活とこゝろの悩み・健康 小堀 修





論説

子どもの認知行動療法 石川信一



講演 脳と記憶とアルツハイマー病(後編) 岩田 誠



連載

児童精神医学フロントライン(11)発達障害をもつ子の性の問題 根來秀樹

臨床を支える言葉(12)旅は理想と現実を調和する 遠藤裕乃

心理療法で何がおこっているのか(7)わかる 桑原知子

マインドマターズ(2)こころの疾病を理解する 白井有美・川上俊亮・河上 緒・徳永太郎・針間博彦

都市型臨床の時代(16)こころのジェネラリスト 井原 裕



ほんとの対話

細澤 仁『解離性障害の治療技法』 妙木浩之

加藤忠史『双極性障害』 神田橋條治

丹野義彦・坂野雄二代表編者『PTSD・強迫性障害・統合失調症・妄想への対応』 原井宏明

山登敬之『パパの色鉛筆』 宮川香織



こころの現場から

見送る背中――(児童養護施設) 内海新祐



139~144号・総目次

伝言板

145号

特別企画=ADHDとLD