雑誌詳細:こころの科学  (2010年1月号)

(2010年1月号) 通巻 149号

  • 紙の書籍
偶数月17日発売
[特別企画]
臨床における面接
村瀬嘉代子・青木省三=編
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
在庫僅少
発刊年月
2009.12
ISBN
978-4-535-14049-3
雑誌コード
63956
判型
B5判
ページ数
156ページ
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内容紹介

臨床の場では、こころ傷つき、病む人と向き合う。そのときこそ、面接者には人を人として遇する姿勢が求められる。精神科、学校、司法・矯正領域、さらには社会調査から取材まで、一線で活躍する人の語る「私の面接」。

巻頭に――空間――岡崎祐士



特別企画=臨床における面接 村瀬嘉代子・青木省三=編



面接について考えたこと 山下 格

子ども、面接室にやってくる…―子どもの面接を考える 宮川香織

中年の面接―総合病院の雑踏から 杉林 稔

高齢者の面接 渡邉直樹

学校におけるカウンセリング面接 馬殿禮子

矯正領域における面接 鉄島清毅

司法領域における面接 橋本和明

産業領域における面接 廣川 進

加害少年と向き合う 青島多津子

発達障害と面接 大高一則

遠隔支援によるスクールカウンセリング 富家直明・坂野雄二

緩和ケアにおける面接 山田了士

保険診療における精神科面接―超短時間精神療法のエッセンス 井原 裕

自由な対話の集団面接―心的成長や癒しをもたらすグループの進め方 田辺 等

心理臨床家が面接を受ける側に立つとき 遠藤裕乃

聞き取る<わたし>を見抜くために 好井裕明

取材としての面接 永江 朗



論説

子どもの貧困問題と向き合う 山野良一

精神鑑定に何が求められているか?―最高裁判所・平成20年4月25日判決を検討する 田口寿子



追悼

土居健郎先生を偲んで 村瀬嘉代子



連載

心理療法で何がおこっているのか(12)よむ 桑原知子

臨床を支える言葉(17)書くことと自己愛 遠藤裕乃

新世代の認知行動療法入門(2)新世代の認知行動療法に共通するもの 熊野宏昭

子どもたちの「できること」を伸ばす(4)自分の気持ちを知る 林 陽子・辻井正次

ビミョーな子どもたち(2)女子の患者はなぜ多いのか 武井 明

マインドマターズ(7)レジリエンスを強化する(2) 松沢病院マインドマターズチーム



ほんとの対話

津川律子『精神科臨床における心理アセスメント入門』 藤田宗和

杉山登志郎『そだちの臨床』 田中康雄



こころの現場から

「現場」はどこだ――(児童養護施設) 内海新祐



伝言板

次号150号

こころと脳の科学

福田正人/編