雑誌詳細:こころの科学  (2010年3月号)

(2010年3月号) 通巻 150号

  • 紙の書籍
偶数月17日発売
[特別企画]
こころと脳の科学
福田正人/編
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
在庫僅少
発刊年月
2010.02
ISBN
978-4-535-14050-9
雑誌コード
63956
判型
B5判
ページ数
170ページ
定期購読申込ページへ

内容紹介

創刊25周年記念号。こころと脳はどこまでわかっているのか。これから何がわかるのか。第一人者が語る「こころ」の最前線と未来。

●こころの病を体験して



 家族が考えるこころと脳 中村ユキ



 こころの病と脳について、思いつくまま 藤臣柊子

●こころを癒す、脳を治す



 脳からみた心理療法 村上伸治・青木省三



 老いを迎えてのこころと脳 天野直二



 がんにまつわるこころと脳 明智龍男



 魚油による海馬神経新生でトラウマから脳を守る 松岡 豊



●育ち発達するこころ



 乳幼児の発達・教育と脳科学―脳科学への期待と懸念 岩立京子



 子どもの学習から考えるこころと脳―読みの習得とその障害 住吉チカ



 発達の障害から考えるこころと脳 松本英夫



 思春期を迎えるこころと脳 岡崎祐士・西田淳志



●神経科学の目で見るこころ



 神経科学が明らかにしたこころと脳―“よろこび”のメカニズム 小早川睦貴



 イメージを作り操るこころと脳 乾 敏郎



 社会行動を支えるこころと脳 二本杉剛・西條辰義



 共感するこころと脳 北澤 茂



●こころ医者が考える脳



 精神医学における「こころと脳」 臺  弘



 精神疾患研究からみえてくるこころと脳 加藤忠史



 社会性を支えるこころと脳 村井俊哉



 自分自身を変えるこころと脳―人間の精神機能と自己制御性 滝沢 龍・笠井清登・福田正人



●進化するこころと言葉



 進化からみたこころと脳 長谷川眞理子



 言語からみるこころと脳 萩原裕子







連載

ビミョーな子どもたち(3)自傷が止められない少女たち 武井 明



臨床を支える言葉(18)職業倫理 遠藤裕乃



新世代の認知行動療法入門(3)本来のマインドフルネスとはどのようなものか 熊野宏昭



心理療法で何がおこっているのか(13)かく 桑原知子



子どもたちの「できること」を伸ばす(5)困ったときにどうしたらいいかを知る 大隅香苗・辻井正次



マインドマターズ(8・終)喪失と悲嘆 松沢病院マインドマターズチーム





ほんとの対話

村田豊久『子どものこころの不思議』 神田橋條治



金生由紀子・下山晴彦編『精神医学を知る』 野村俊明



ガミー『現代精神医学原論』 加藤忠史

井原 裕『激励禁忌神話の終焉』 野村総一郎

松本俊彦『自傷行為の理解と援助』 林 直樹





こころの現場から

「子どもはそんなに弱くない」としても――(児童養護施設) 内海新祐



ある日の「教育相談」――(高等学校) 淺谷 豊





145~150号・総目次

伝言板

次号151号

特別企画=いじめ・不登校・学校

田中 究/編

4月24日(土)発売 予価1200円(税込)