雑誌詳細:こころの科学  (2011年1月号)

(2011年1月号) 通巻 155号

  • 紙の書籍
偶数月17日発売
[特別企画]
家族を支援する
青木省三・松下兼宗/編
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
在庫なし
発刊年月
2010.12
ISBN
978-4-535-14055-4
雑誌コード
63956
判型
B5判
ページ数
148ページ

内容紹介

最後のセーフティネット「家族」。その疲弊が言われる今、いかに支援し、いかに回復を図るべきか。現場でのサポートの知を集める。

特別企画=家族を支援する

 ●家族支援とは

  家族を支えるとはどういうことか…滝川一廣

 ●トラブルと家族への支援

  うつ病と家族への支援…青木省三

  発達障害のある子どもの家族を応援する…田中康雄

  児童虐待の家族を支える…大高一則

  DVと家族への支援…信田さよ子

  統合失調症と家族への支援…春日武彦

 ●家族を支援する場

  学校から家族を支援する…岡崎 勝

  保健室から家族を支援する…堀田誠子

  児童相談所における家族への支援…金井 剛

  「子ども」と「家族」を育てる――家族再統合への試み…西田 篤

  総合病院で家族を支援する…松下兼宗

  地域精神医療での家族へのサポート…小川一夫

 ●さまざまな支援のかたち

  システムズアプローチと「家族」…東 豊・狩野真理

  自死遺族支援…赤坂 博・高橋千鶴子・酒井明夫

  がん患者家族のサポート…明智龍男

  貧困下にある家族を支援する…山野良一

 ●[エッセイ]地域文化のなかで家族を支える

  仲本晴男(沖縄)/大塚和之(鹿児島)/梅末正裕(福岡)/池田友彦(高知)/杉林 稔(大阪)/鈴木康一(新潟)/

  乾 真実(東京)/原田修一郎(仙台)/佐々木清志(岩手)/太田充子(旭川)/中條 拓(釧路)/栗山智之(中標津)



論説

  日本の司法面接の実際――子どもたちの小さな声を聞きとるために/菱川 愛

  看護に活かす認知行動療法的アプローチ――チームでの連携をめざして/三上勇気



連載

  子どものこころ・子どもの遊び(5)絵から伝わるこころの変化/今泉岳雄

  ビミョーな子どもたち(8)学校行事と思春期外来のビミョーな関係/武井 明

  子どもたちの「できること」を伸ばす(10)怒りと不安をコントロールする/明翫光宜・辻井正次

  新世代の認知行動療法入門(7)メタ認知療法(2)/熊野宏昭



ほんとの対話

  佐々木常雄『がんを生きる』/神田橋條治

  藤山直樹『続・精神分析という営み』/小倉 清

  カー『ネット・バカ』/加藤忠史



こころの現場から

  夜眠り、朝目覚める時間――(児童養護施設)/内海新祐

  事実は何か――(予備校)/喜多徹人



伝言板

こころの科学 156号

特別企画=うその心理学

松本俊彦/編

○精神医学のうそ/井原 裕

○告知・診断書・レセプト病名が異なるとき――うそとその功罪/馬場淳臣

○精神鑑定とうそ/岡田幸之

○うそつきとサイコパス/福井裕輝

○発達障害とうそ/井上裕紀 ほか



2月25日発売予定 予価1200円(税込)