雑誌詳細:こころの科学  (2011年3月号)

(2011年3月号) 通巻 156号

  • 紙の書籍
偶数月17日発売
[特別企画]
うその心理学
松本俊彦/編
定価:税込 1,362円(本体価格 1,238円)
在庫僅少
発刊年月
2011.02
ISBN
978-4-535-14056-1
雑誌コード
63956
判型
B5判
ページ数
138ページ
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内容紹介

きわめて人間的な営みであるうそ。こころの現場では、とりわけ、様々なうそと出会う。うそと向き合うための知恵を明らかにする。

特別企画=うその心理学

 病名のうそ――告知・診断書・レセプト病名が異なるとき/馬場淳臣

 病気喧伝――精神医学のうそ/井原 裕

 精神鑑定とうそ/岡田幸之

 うそつきとサイコパス――経済ゲームによる考察/高岸治人・福井裕輝

 発達障害とうそをつく能力/井上祐紀

 解離とうそ/柴山雅俊・内堀麻衣

 薬物依存症とうそ/小林桜児

 自殺未遂者とうそ/山田朋樹

 ギャンブラーはうそつきか?/西村直之

 ホームレス者のうそ――生きる権利という私たちの課題

 /森川すいめい・池田亜衣・宇賀神恵理

 性的マイノリティとうそ/石丸径一郎

 性犯罪とうそ/藤岡淳子

 児童虐待とうそ――代理ミュンヒハウゼン症候群/古田洋子

 子どものうそにどう対応するか/亀岡智美

 学校でうそに出会うとき/勝又陽太郎

 にせの薬が効く?――プラセボとはなにか/稲垣正俊

 ロボットが人を癒す?―フェイクが人を癒すとき/川野健治



論説

 マンガがつなぐ臨床――心理治療の契機としてのコンテクストの共有/斎藤清二



新連載

 贖罪とは何か(1)加害者にかかわるということ/青島多津子



連載

 子どものこころ・子どもの遊び(6)子どもが出会いのときに伝えるもの/諏訪部政好

 新世代の認知行動療法入門(8)臨床行動分析入門/熊野宏昭

 ビミョーな子どもたち(9)思春期外来で語られる恋愛の話/武井 明

 子どもたちの「できること」を伸ばす(11)相互交渉のスキルを学ぶ/南谷奈穂・辻井正次



ほんとの対話

 井上ウィマラ『看護と生老病死』/神田橋條治

 南部さおり『代理ミュンヒハウゼン症候群』/香山リカ

 河合俊雄編『発達障害への心理療法的アプローチ』

 柴山雅俊『解離の構造』/岡野憲一郎



こころの現場から

 「大きくなること」について――(児童養護施設)/内海新祐

 困っているのは誰?――(予備校)/喜多徹人



151~156号・総目次

伝言板

こころの科学 157号

特別企画=てんかん

山田了士・森本 清/編

○てんかんとは?

 わかっていること、わからないこと/兼本浩祐

○てんかん発作はなぜ起こるのか/森本 清

○てんかん発作にはどのような種類があるのか/渡辺裕貴

○診断はどのように行われるか/池田昭夫 ほか



4月25日発売予定 予価1400円(税込)