雑誌詳細:経済セミナー  2011年4・5月号

2011年4・5月号 通巻 659号

  • 紙の書籍
奇数月27日発売
[特集1]
ちょっとまじめに経済学
定価:税込 1,257円(本体価格 1,143円)
在庫なし
発刊年月
2011.03
雑誌コード
03545
判型
B5判
ページ数
116ページ

内容紹介

実験経済学の広がり、心理学との接近などを自然科学と比較・検討することで、経済学がどのような学問なのかを明らかにする。経済学をはじめる人への、いつもと少し違った視点からの経済学案内。

●特集=ちょっとまじめに経済学

 経済学・心理学と科学性――ツールがつなぐ学問の未来

 /竹内薫×竹村和久×西村直子



 20世紀の経済学を回顧する/寺西重郎

 経済学と物理学――物理学コンプレックスの払拭を/佐和隆光

 ミクロ経済学における消費者理論の計量経済学的分析/浅野せき

 経済学と歴史の接近――歴史による経済理論の検証/若田部昌澄

 経済学と意思決定の神経科学――人間像と科学性/春野雅彦

 経済理論と経済政策――本質を見極めるセンスが重要/小野善康



●連載

 【インタビュー】女性経済学者を訪ねてvol.7/風神佐知子

 中学・高校の経済学教育vol.1 中高の経済教育は今/新井明

 ボストン便りvol.17 華麗なる賭け/中臣久

 工藤先生の授業風景vol.1 マクロ経済学教育の理想と現実/工藤教孝

 政策レジームの経済学――リスクを分かち合う社会へvol.4

 自由主義レジームのメカニズム/青木周平

 金融政策の新潮流――平時の枠組みと非伝統的政策vol.1

 金融政策の出発点――誰が・何を・どのように決めるのか/翁邦雄

 プラクティカル確率論vol.1 確率という名の厄介者に親しむ/矢野浩一

 海外論文SURVEYvol.19 最低賃金は労働者の「公平感」に影響を与えるか?

 :実験室実験による検証/森知晴

 海外論文SURVEYvol.20 神経経済学

 :価値の学習モデルと脳活動――「試してみる」行動の研究/萱場豊



●書評

 トラン・ヴァン・トウ/著

 『ベトナム経済発展論――中所得国の罠と新たなドイモイ』(勁草書房)/関志雄

 太田聰一/著

 『若年者就業の経済学』(日本経済新聞出版社)/神林龍



 新刊書紹介

 ECONO FORUM

経済セミナー6月-7月号(5月27日発売予定)

TPPと日本の農業(仮)

TPPへの参加にはどういったメリットがあるのか。また、農業への打撃など、デメリットには何があり、どの程度なのか。経済学的に分析することで、是非の判断への材料を示す。



予価1,200円(税込)