雑誌詳細:からだの科学  2013年夏号

2013年夏号 通巻 278号

  • 紙の書籍
3,6,9,12月27日発売
[特集1]
アルツハイマー病の最新知識
山田正仁/編(金沢大学大学院教授)
定価:税込 2,200円(本体価格 2,000円)
在庫なし
発刊年月
2013.06
雑誌コード
02395
判型
B5判
ページ数
176ページ

内容紹介

認知症の原因の約6割を占めるアルツハイマー病(AD)。画像検査や脳脊髄液検査でより早期の検出が可能となり、根本治療薬の開発や生活習慣など予防因子研究も活発だ。新たな展開を迎えたADの今を知り、将来を展望しよう。

PART. 1 アルツハイマー病の現在

アルツハイマー病の診断と治療の新しい展開/山田正仁



PART. 2 アルツハイマー病の基礎を理解する

アルツハイマー病とは何か/岩坪 威

認知機能とそれを担う脳の構造/石合純夫

アルツハイマー病の脳を観察する/秋山治彦

アルツハイマー病の分子メカニズムを探る/富山貴美



PART. 3 アルツハイマー病の疫学,危険因子を知る

アルツハイマー病の疫学/和田健二・田頭秀悟・中島健二

アルツハイマー病とライフスタイル/篠原もえ子・山田正仁

アルツハイマー病と生活習慣病/清原 裕



PART. 4 アルツハイマー病の症状,検査,診断

アルツハイマー病の症状・経過/松田 実

アルツハイマー病による軽度認知障害/荒井啓行・大類 孝・古川勝敏・冨田尚希

アルツハイマー病にみられる行動・心理症状(BPSD)

/由井寿美江・荻原朋美・天野直二

アルツハイマー病の神経心理学的検査/福井俊哉

アルツハイマー病の画像検査(MRI,SPECT,PET)/松成一朗

アルツハイマー病の脳脊髄液および血液検査/谷口美也子・浦上克哉

アルツハイマー病による認知症の診断/玉岡 晃

アルツハイマー病による軽度認知障害の診断/東海林幹夫

発症前に診断することは可能か/石井賢二

アルツハイマー病とまちがわれやすい病気/吉田光宏



PART. 5 アルツハイマー病の治療,介護の現在

アルツハイマー病の治療,介護の組み立て方/熊谷 亮・一宮洋介・新井平伊

アルツハイマー病治療薬の基礎/下濱 俊

アルツハイマー病治療薬の実際/川畑信也

認知症の行動・心理症状(BPSD)の治療/中村 祐

アルツハイマー病のリハビリテーション/山上徹也・山口晴保

病者と家族を支える社会的支援・地域連携/谷 規久子・本間 昭

アルツハイマー病の支援・介護――(1)どのように軽度認知障害~軽度認知症の人を支えるか/鷲見幸彦

アルツハイマー病の支援・介護――(2)どのように中等度~高度認知症の人を支えるか

/藤本直規・奥村典子



アルツハイマー病の支援・介護――(3)どのように最重度の人を支えるか/飯島 節



PART. 6 アルツハイマー病の未来

疾患修飾薬の開発研究の基礎/小野賢二郎・山田正仁

疾患修飾薬の臨床試験の現状と将来/藤本陽子

アルツハイマー病の発症予防法の開発/朝田 隆

認知症の人と家族を支える社会・地域連携の将来像/粟田主一



コラム

アルツハイマー病と遺伝/温雅楠・桑野良三

疾患iPS細胞を用いたアルツハイマー病研究/伊東大介・鈴木則宏

100歳以上になれば,ほとんどの人はアルツハイマー病になりますか?/伊藤嘉憲

アルツハイマー病と病名告知/繁田雅弘

アルツハイマー病患者の薬の飲み忘れはどうすればよいでしょうか?/羽生春夫



◆275~278号 総目次

◆編集後記◆ 相川直樹

※『からだの科学』は278号をもって休刊することになりました。

  長い間のご愛読ありがとうございました。