雑誌詳細:法律時報  2023年8月号

2023年8月号 通巻 1193号

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毎月27日発売
[特集1]
コロナ禍から考える法学の未来(下)
——権利論とポリティクスを問う
定価:税込 2,035円(本体価格 1,850円)
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在庫僅少
発刊年月
2023.07
雑誌コード
08027
判型
B5判
ページ数
176ページ
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内容紹介

コロナ禍で問われた具体的な課題を基点に、日本の普遍的な法課題を各方面からあぶり出す。法学の未来を描く総力特集の第2弾。


※『法律時報』の電子書籍Kindle版(法律時報e-book)は、各号の特集記事部分を電子書籍化したものです。連載記事などは含まれていません。

【法律時評】
人類関心事項としての日本の「入国管理」法制……小畑 郁
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■特集=コロナ禍から考える法学の未来(下)
     ——権利論とポリティクスを問う
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【権利論篇】

感染症対策と個人情報の保護……栗田昌裕 

コロナ禍と契約法——危機への対応と展望……吉政知広 

ケアワークをめぐる労働者と家族と国家
——コロナ禍から展望するこれからの労働法学……緒方桂子 

出入国管理体制から考えるコロナ後の法学……大西 楠テア 

コロナ禍から考える国家補償……津田智成 


【ポリティクス篇】

パンデミックとジェンダー化された生と死……武田宏子 

コロナ禍で台頭した無意識データ民主主義の検討……安中 進 

保健専門機関の活動における法と政治——核兵器問題を素材として……西 平等

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■小特集:区分建物と登記——日本登記法学会第7回研究大会


建物区分所有法改正と登記……藤巻 梓 

所有者不明等マンションへの対応と課題……吉田 健 

老朽化マンションの建替えと登記……橋立二作 

区分所有法の改正と今後のマンションの在り方
——日本登記法学会第7回研究大会での議論を踏まえて……鎌野邦樹 

3つの研究報告に対する質疑応答……秋山靖浩 

講評・総括……松岡久和 


●論説
子どもに対する有形力の行使と暴行罪の限界……芥川正洋 


●連載
公益の実現と法——人々の自発的活動が導く「公益」を考える・12
時の経過と公益の実現——財産権・地位等の承継と法主体をめぐって
  ……渕 圭吾 

法をめぐるミスコミュニケーション・4-2
法学と情報(工)学のコミュニケーション(下)
——法のIT化は難しいのか……郭 薇 

紛争が戦争とならないために
——領域支配をめぐる対立の制御における国際法の役割・10
チャゴス諸島領有権紛争における国際裁判所の役割(上)
  ……西元宏治 

幻の創文社版『憲法綱要』とその批判的検討・8
樋口憲法学における国家論の批判的検討
——グローバル公法学の構築のために
  ……山元 一 

行政法学のリ・デザイン——二元的思考を超えて・5-1
抗告訴訟と当事者訴訟の意義の変遷と今後の展望(上)
  ……長谷川佳彦 

平成民法学の歩み出し・24
民法解釈方法論と体系
——藤原正則「法ドグマーティクの伝統と発展——ドイツ法学方法論覚え書き」
  ……水津太郎 

公判外供述の比較法研究・2-5
ドイツの刑事手続上の公判外供述(5)——直接主義を中心に
  ……川島享祐 

日本的雇用を問い直す・8
職場におけるワクチン接種強制は可能か
——職場における労働者の健康保護のあり方を問い直す
  ……後藤 究 

【B&Aレビュー】
佐藤康紀「『共有』物の使用及び管理に関する規律とその多元性
——フランス法の展開を素材として(一)〜(五・完)」●民法学のあゆみ
  ……石田 剛 

【特別刑法判例研究】
麻薬取締法の麻薬原料植物に未指定の植物を原料とした
麻薬成分含有製品に由来する液体の麻薬該当性——Medi-Tea事件
  ……北尾仁宏 

【労働判例研究】
退職勧奨後における賃金減額を伴う降格処分の有効性
——日立製作所(降格)事件……小林大祐 

【史料の窓】
添田寿一と日清戦争前後の工場法……毛利拓臣


新法令解説/文献月報・判例評釈/メモランダム


法律時報 2023年9月号(2023年8月25日発売)

特集=「地域」の分野横断的・学際的検討

実定法制度における「地域」とは何か。各法分野から検証する総論、福祉や環境などの対象から迫る各論を通じ、概念の深化を目指す。

■予価:税込 1,925円