雑誌詳細:法律時報  2023年10月号

2023年10月号 通巻 1195号

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毎月27日発売
[特集1]
民事裁判IT化と民事手続法学
定価:税込 2,145円(本体価格 1,950円)
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発刊年月
2023.09
雑誌コード
08027
判型
B5判
ページ数
180ページ
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内容紹介

法改正により民事裁判IT化の議論が進む中で浮き彫りになった問題に対して、民事手続法学と他分野の対話を通して検討する。


※『法律時報』の電子書籍Kindle版(法律時報e-book)は、各号の特集記事部分を電子書籍化したものです。連載記事などは含まれていません。

【法律時評】
トランスジェンダーの権利保障についての裁判所の対応と「文化戦争」
  ……木下智史
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■特集=民事裁判IT化と民事手続法学
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企画趣旨……垣内秀介 

手続の公開……岡野誠樹 

手続における「方式」の要求とそのサンクションのあり方……佐瀬裕史 

e法廷と当事者の対面での手続関与……酒井博行 

口頭手続を排斥した書面手続の拡大・創設可能性……安永祐司 

訴訟上の和解の位置付け――和解調書等の閲覧制限の導入とそのインプリケーション
  ……川嶋隆憲 

日本国外からの手続参加と国家主権――国家管轄権の行使と私人の意思との関係性
  ……竹下啓介 

民事裁判のIT化と時効……米倉暢大 

各種仕様等の重要性とルール形成のあり方――民事手続法の立場から
  ……内海博俊 

民事裁判手続におけるアーキテクチャの機能とその法的意義・統制
  ……成原 慧

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■小特集:性犯罪改正の分析・評価


2023年改正の概要とその意義について……佐藤陽子 

不同意性交等・わいせつ罪――新176・177条1項の解釈・運用
  ……樋口亮介 

性交同意年齢の引上げを巡る諸問題……深町晋也 

令和5年性犯罪規定の改正と量刑……小池信太郎 

被害者等の供述の聴取に係る録音録画記録の証拠能力
 ――法制審議会部会における議論の検討……堀江慎司 


●新連載
日中会社法の比較・1
事業譲渡・株式交換等・会社分割……神田秀樹・朱大明


●連載
紛争が戦争とならないために
――領域支配をめぐる対立の制御における国際法の役割・12
失地回復という問題(上)
――ハニシュ諸島紛争とバカシ半島紛争を題材として……許淑娟 

法をめぐるミスコミュニケーション・5-2
「政治」という他者(下)
――憲法学から見た「法のミスコミュニケーション」
  ……林 知更 

幻の創文社版『憲法綱要』とその批判的検討・10
人権と公共の福祉……小島慎司 

行政法学のリ・デザイン――二元的思考を超えて・6-1
行政法学における「当事者自治」(上)
――地域再生エリアマネジメント負担金制度を素材として
  ……田代滉貴 

平成民法学の歩み出し・26
普遍主義的討議理論としての交渉促進規範論
――山本顯治「契約交渉関係の法的構造についての一考察(1)~(3・完)
  ――私的自治の再生に向けて」……石川博康 

日本的雇用を問い直す・10
どうして就業規則に従わなければならないのか
――就業規則法理について問い直す……山川和義 

【B&Aレビュー】
内藤大海「捜査における欺罔・不告知と捜査の密行性」
●刑事法学の動き……久岡康成 

【特別刑法判例研究】
入管法70条1項2号の2における「偽りその他不正の手段」と
「許可」との間の因果関係……西村剛輝 

【労働判例研究】
不活動待機時間と労働時間該当性の判断――システムメンテナンス事件
  ……龔敏 

【史料の窓】
第一次世界大戦下における日独提携論の断片……小宮一夫


新法令解説/文献月報・判例評釈/メモランダム

法律時報 2023年11月号

特集=証拠排除法則の総合的再検討

■予価:税込 1,925円(2023年10月27日発売)

証拠排除法則の機能限界に関わる注目判例が多く出される今、その役割を明確化し議論を進めるため、根本的再検討を加えていく。