雑誌詳細:そだちの科学  2024年4月号

2024年4月号 通巻 42号

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4、10月(年2回)発売
[特集1]
発達障害が多すぎる
——精神科の診断を再考する
滝川一廣・杉山登志郎・田中康雄・村上伸治・土屋賢治/編
定価:税込 1,650円(本体価格 1,500円)
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在庫あり
発刊年月
2024.04
ISBN
978-4-535-90762-1
雑誌コード
63957
判型
B5判
ページ数
114ページ
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内容紹介

精神医学の診断は症状診断であって、疾病診断ではない。その前提を共有せずに発達障害が増え続けている現状をどう考えればよいか。

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特集=発達障害が多すぎる——精神科の診断を再考する
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●Ⅰ=総論 

発達的視点に基づく精神科診断学の最前線……黒木俊秀

発達障害は疾患概念ではない……北村俊則

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●Ⅱ=各論

発達障害の診断と治療……涌澤圭介 

ディメンジョナル・モデル診断による家族併行治療
  ……杉山登志郎

“ふしぎちゃん”Aさんのそだち
  ——乳幼児期から成人期まで……小林繁一 

精神病症状を示す青年の診断と治療……鷲田健二 

児童精神科の待機問題——発達障害診断とのからみあい
  ……田中康雄 

マルトリートメントがもたらすそだちの変化
  ……滝口慎一郎 

コロナ禍における中高生のメンタルヘルスへの影響
  ……梅本正和 

子どものこころを薬で治す
——診断の膨張と製薬業界・精神科医……齊尾武郎

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●Ⅲ=対談

精神科の診断とどう付き合うのか
  ……杉山登志郎 × 黒木俊秀

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●Ⅳ=エッセイ・発達障害の診断を考える

自閉スペクトラム当事者からみた診断
  ——科学と正義論が交わるところ……綾屋紗月 

心理臨床の立場から……永田雅子 

「発達障害の疑い」が生む教育現場の混乱……五十嵐勝義 

成人の精神病理学の立場から……清水光恵 

分けられないものを分ける功罪
  ——分類思考の観点から……三中信宏

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■ブックガイド・前提を問い直す

『「ケア」を謳わないケア』——内海新祐—————青木省三
『まちがえる脳』——櫻井芳雄—————杉山登志郎


●連載

ラーニングダイバーシティの夜明け……村中直人
(10)脳の多様性の視点から「学習障害」を捉え直す(後編)(最終回)

逆境を生きる子どものこころを聴く……八木淳子
(3)いじめのトラウマを生き延びる(後編)

子どもを性暴力の加害者にも被害者にもしないために……藤岡淳子
(5)少年の性虐待被害(後編)——事例を中心に


編集ノート

そだちの科学 43号

2024年10月発売予定 予価1650円(税込)