雑誌詳細:法律時報  2024年9月号

2024年9月号 通巻 1207号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
公共政策の形成・実現方法のダイナミズム
——行政と司法の協働の可能性
定価:税込 2,090円(本体価格 1,900円)
在庫あり
発刊年月
2024.08
雑誌コード
08027
判型
B5判
ページ数
176ページ
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内容紹介

行政と司法それぞれの特徴を踏まえ、協働の可能性を探りながら、公共政策を形成・実現するための手法・仕組みを解明する。

【法律時評】
能登半島地震に見る災害ボランティアの課題
——「受援力」再考……大脇成昭
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■特集= 公共政策の形成・実現方法のダイナミズム
    ——行政と司法の協働の可能性
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企画趣旨……飯島淳子 

公共政策学における実務と研究……牧原 出 

公共訴訟の意義と機能、存立条件に関わる幾つかのことについて
  ……谷口太規 

性をめぐる今日的課題と司法・行政の役割……大河内美紀 

消費者法のルール形成および実効性確保における行政・司法の「協働」
  ……大澤 彩 

社会保障領域における「公共政策の形成・実現方法のダイナミズム」
——生活保護基準引下げ訴訟を出発点として
  ……豊島明子 

都市環境政策における司法と行政の協働……福重さと子 

機関訴訟論・断章——自然保護法の最適執行に向けて
  ……原島良成 

租税法分野における行政と司法の協働による公共政策の形成と実現
  ……藤岡祐治 

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■小特集
デジタル・AI実装社会における法とガバナンス(上)
——情報法・競争法・消費者法の交錯・変容

企画趣旨……丸山絵美子 

意思・契約・個人——変容と消費者法の未来……大屋雄裕 

ダークパターンを巡る法的課題
——プライバシー・個人情報保護を中心に……石井夏生利 

パーソナライズド・プライシング
——情報法・競争法・消費者法の交錯……丸山絵美子 

パーソナルデータをめぐる個人情報保護と競争政策の交錯
——Google Privacy Sandbox Proposals CMA確約決定を手がかりとして
  ……滝澤紗矢子

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●論説
デジタルプラットフォームとグローバル・ガバナンス(下)
——Facebook監督委員会など民間主導のガバナンスの展開
  ……内記香子


●連載
信用の基礎理論構築に向けて・12-3
ある公証人の破産(下)
——フランスにおける「公証人信用」研究の端緒として
  ……齋藤哲志 

法をめぐるミスコミュニケーション・10-1
社会システムとしての憲法——林論文へのコメント
  ……小山 裕 

eSportsをめぐる法——文化・産業政策を支える法のゆくえ・3
「職業」としてのeスポーツ選手と労働法
——プレイの法的位置づけとルール形成……新屋敷恵美子 

幻の創文社版『憲法綱要』とその批判的検討・19
「アメリカ憲法思想上の『市民』概念」についての一考察
——「訴訟当事者としての市民」を手がかりとして
  ……佐々木くみ 

行政法学のリ・デザイン——二元的思考を超えて・11-1
法律問題(適法・違法)と公益問題(当・不当)のはざま(上)
  ……深澤龍一郎 

日中会社法の比較・11
株主の会社情報収集権・株主の株主総会招集請求権
  ……神田秀樹・朱大明 

著作権法と刑法の語らい・17
[著作権の侵害主体をめぐる議論]規範的行為主体論と刑法(下)
——法領域間の架橋を目指して……西貝吉晃 

公判外供述の比較法研究・3-4
オーストラリアの伝聞法則(4)……成瀬 剛 

【イギリス刑法の現在地】
公的生活妨害罪(public nuisance)の制定法化
  ……池田直人 

【B&Aレビュー】
里見聡瞭『因果関係論と危険の現実化』●刑事法学の動き
  ……安達光治 

【労働判例研究】
法人格否認の法理と会社法429条1項の要件充足性判断
——エヌアイケイほか事件……岡村優希 

【史料の窓】
二・二六事件と海軍……手嶋泰伸


新法令解説/文献月報・判例評釈/メモランダム



法律時報 2024年10月号(2024年9月27日発売)

特集=性犯罪改正の総合的研究(仮題)

性犯罪法の改正から1年が経過した今、本改正を巡る議論や実務的な反応から、性犯罪規定のあるべき姿や改正の意義を検討する。

■予価:税込2,145円/2024年9月27日発売