雑誌詳細:法律時報  2025年1月号

2025年1月号 通巻 1211号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
デジタルプラットフォーム時代の国家管轄権
定価:税込 2,090円(本体価格 1,900円)
未刊
発刊年月
2024.12
雑誌コード
08027
判型
B5判
ページ数
164ページ

内容紹介

デジタルプラットフォームの越境性に対応すべく、国際法、抵触法、行政法、競争法、刑訴法から国家管轄権上の問題を検討する。

【法律時評】
民事法律扶助制度の改革……山野目章夫
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■特集= デジタルプラットフォーム時代の国家管轄権
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企画趣旨……横溝 大 

立法管轄権を巡る議論における抵触法的観点の意義……加藤紫帆 

各国規制の抵触とその調整
——個人データ保護規制を題材として……横溝 大 

行政法学からみた立法管轄権論……原田大樹 

公法規制の域外適用による管轄権競合に対する対処方法の発展過程
——デジタルプラットフォーム事業者規制における問題状況への1つの視座
  ……川島富士雄 

国際法に違反するかもしれない規律管轄権行使の功罪
——米国の外国口座税務コンプライアンス法(FATCA)のカナダ法への
インパクトを素材とした若干の考察……渕 圭吾 

国際法からみた執行管轄権の現代的課題……竹内真理

デジタルプラットフォームと国際犯罪捜査
——電磁的記録提供命令の導入を見据えて……成瀬 剛 

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■小特集
吉田克己『物権法Ⅰ〜Ⅲ』を読み解く


企画趣旨……高村学人 

「財の法」としての物権法
——吉田克己『物権法Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』を読む……横山美夏 

過少利用時代から読み解く「財の法」の理論体系……高村学人 

共同所有の「階層的法構造」と権限および権能……西脇秀一郎 

吉田「占有」論ノート(吉田克己『物権法Ⅲ』)
——占有概念の再検討のために……牛尾洋也 

「財の法・人の法」の理論体系と情報法……角本和理 

リプライ……吉田克己


■論説
どのような弁護士が選ばれやすいのだろうか?
——コンジョイント実験を用いた分析……森田 果・尾野嘉邦


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●新連載
憲法と家族法の交錯・1

連載開始にあたって……二宮周平・渡辺康行 

民法における「人格」と憲法13条「個人の尊重」との相互関連性
  ……二宮周平


●連載
メタ「法学入門」 
法の中心?……小粥太郎 

幻の創文社版『憲法綱要』とその批判的検討・21
「憲法」と「立憲主義」の間——樋口憲法学の構造に関する一視角
  ……林 知更 

行政法学のリ・デザイン——二元的思考を超えて・12-2
行政法学と行政実務のはざま(下)……平田彩子 

拘禁刑時代の施設内処遇・3
刑事施設運営の現在地——拘禁刑導入によるジレンマと課題
  ……中島 学 

著作権法と刑法の語らい・19
著作権等侵害罪と違法性の意識
——民事訴訟係属中の侵害継続に対する責任評価のあり方
  ……遠藤聡太

【B&Aレビュー】
後藤 昭「破棄判決の拘束力」〔論文(1)〕/
高野 隆「公判は白表紙起案をするところではない」〔論文(2)〕
●刑事法学の動き……松宮孝明 

【労働判例研究】
訪問指導等を行う指導員に対する事業場外労働の
みなし労働時間制の適用の可否——協同組合グローブ事件
  ……佐々木達也 

【史料の窓】
二大政党制への模索——立憲同志会の場合……福井 淳 扉

【学会レポート】
東アジア行政法学会第15回学術総会
デジタル技術と行政法……稲葉一将 


新法令解説/文献月報・判例評釈/2024年総目次/メモランダム


※「公判外供述の比較法研究」は休載します。


法律時報 2025年2月号

特集=日本社会のDXと法

2021年のデジタル庁発足によって社会のDX化が進む中、変化に対する根本的な検討によって、今後の日本社会と法のあり方を考える。

■予価:税込2,090円/2025年1月27日発売