雑誌詳細:法学セミナー  2025年2月号

2025年2月号 通巻 841号

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毎月12日発売
[特集1]
公務員の働き方と法
——民間との違いを考える
定価:税込 1,540円(本体価格 1,400円)
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在庫あり
発刊年月
2025.01
雑誌コード
08069
判型
B5判
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内容紹介

国や地方公共団体で働く人々にとって、解決すべき法的課題とは? 民間との比較を通じて、公務員の働き方を改めて考えてみよう。


※『法学セミナー』の電子書籍Kindle版(法セミe-book)は、各号の特集記事部分を電子書籍化したものです。連載記事などは含まれていません。

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■特集= 公務員の働き方と法――民間との違いを考える
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【総論】公務員についての法を考える――その趣旨・対象・視点・意義
  ……下井康史

非正規公務員ってなんだ?――働く者としての権利保護なき労働者
  ……上林陽治 

どうやったら公務員になれる?……横田明美 

公務員の給与水準決定制度……奥 忠憲

公務員の何が「ブラック」なのか?……早津裕貴 

公務員はバイト禁止?――副業・兼業規制……河野尚子 

公務員に対して法は優しいのか? 厳しいのか?……北見宏介 

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■法学者の本棚
何気ない読書が広げる自分の世界……佐藤岩夫
――アマルティア・セン『不平等の再検討――潜在能力と自由』


「人間到る処青山あり」で飛び込む未来……赤根智子=越智 萌(聞き手)


■論説
同性婚訴訟、ふたつの高裁判決――高裁判事たちの挑戦とそこに宿る陥穽
  ……駒村圭吾


■連載
とある元裁判官の随想録【第11回】
外部経験――行政庁に出向して……大島眞一

FOCUS憲法Ⅴ【第7回】
警察による無罪判決確定者の個人情報取扱いをめぐる事例分析[判例解説編]
DNA型データ抹消請求事件(名古屋地判2022〔令4〕・1・18判時2522号62頁)
  ……村西良太   

憲法よりもまだ深く【第10回】
得体の知れないプライバシー……江藤祥平 

主張立証構造からアプローチする基本民法判例【第10回】
契約目的に影響する追完不能と解除の可否……高 秀成 

家族法のアラカルト【第20回】
親権の共同行使をめぐって――親権を共同行使するとき・ことと共同行使しなかったとき
  ……石綿はる美 

くらべてわかる会社法【第10回】
株主の締出しを目的とする株式の併合……山下徹哉 

新しい刑事政策【第11回】
「入口支援」と司法の役割――カナダ・ダウンタウン・コミュニティー・
コートを参考にして……春日 勉 

裁判実務と対話する刑法理論【第42回】殺人罪の実行の着手(その3)
  ……東條明徳

入門刑法Ⅰ[総論]【第23講】
罪数論の基礎(2)――数罪……大塚裕史


■最新裁判例研究
民 法………深川裕佳 
二重瞼形成手術における手技上の注意義務および説明義務
[東京地判令和5・10・2判タ1520号78頁]

刑 法…………山本高子 
不正に入手した秘密伴を使用して暗号資産を送信することが、
電子計算機使用詐欺罪の 「虚偽の情報」を与えたといえるか
[最三小判令和6・7・16裁時1843号25頁]


※連載・千葉惠美子「紛争類型で学ぶ民法演習」は休載いたします。




法学セミナー2025年3月号

特集=能登半島地震と法(仮)

令和6年元日に発生した能登半島地震。発災から現在に至るまでの震災対応に於ける法的課題を、現地からのルポを踏まえ分析する。

●予価1540円(税込)/2025年2月12日発売予定