雑誌詳細:法学セミナー  2025年4・5月号

2025年4・5月号 通巻 843号

  • 紙の書籍
毎月12日発売
[特集1]
『働くこと』を考える
定価:税込 1,650円(本体価格 1,500円)
在庫あり
発刊年月
2025.03
雑誌コード
08069
判型
B5判
ページ数
164ページ
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内容紹介

働くことは、人と社会をつなげる最も身近な手段の1つである。その変遷を様々な視点から辿ることで、これからの働き方を考える。

【対談】個人を守る——「法という考え方」とフィクション
  ……伊藤 真×蟻川恒正
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■特集= 「働くこと」を考える
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歴史からみる「働くこと」……水町勇一郎

社会的協働のなかでの仕事……齋藤純一

労働経済学からみる「働くこと」……黒田祥子

「多様な個人が包摂され、活躍できる」労働市場のつくり方
  ……緒方桂子

労働年齢の終期——変遷と今後の展望……島村暁代

労働者保護を実現するのは法律だけではない
——労働組合・労働者側の視点……竹村和也

“多様”と“柔軟”の時代にキャリアをどう重ねるか
——企業側の立場を踏まえて……町田悠生子

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■新連載
企業法務部からみる法の地平【第1回】発見者として
組織内弁護士(インハウスローヤー)——法の地平線を拓く
  ……渡部友一郎

笑ってはいけない法哲学【第1回】
リベラリズムが根源的な問いを回避する理由……松尾 陽

戸籍と民法【第1回】同じ姓の人とする婚姻──その意味を考える
  ……山野目章夫

入門刑法Ⅱ─各論【第1講】生命に対する罪……大塚裕史

刑事訴訟法 教科書の余白に【第1回】なぜ「手続」か
——「手続」の存在意義あるいは「適正手続の保障」をめぐって
  ……笹倉宏紀

環境法基礎演習【第1回】
生活妨害(騒音)に対する差止訴訟・損害賠償請求訴訟
  ……島村 健


■連載
とある元裁判官の随想録【第13回】
新しい門出を祝して——容易な難問は分かりますか?
  ……大島眞一

憲法よりもまだ深く【第12回】
平等のパラドクス——権力と個人の狭間で……江藤祥平

FOCUS憲法Ⅴ【最終回・第9回】
[座談会]ジェンダーをめぐる裁判動向と違憲審査の方法論
  ……木下智史・松本和彦・村西良太・片桐直人・伊藤 建

紛争類型で学ぶ民法演習【第46回】
人格的利益の侵害と差止請求権(発展編)
──インターネット上でのプライバシーの保護を素材として
  ……千葉惠美子

主張立証構造からアプローチする基本民法判例【第12回】
催告解除と契約目的(前編/基礎知識編)……高 秀成

くらべてわかる会社法【第12回】
退職慰労金の不支給・減額……山下徹哉

裁判実務と対話する刑法理論【第44回】
不作為による殺人罪の作為義務(その1)……松尾誠紀

法学セミナー2025年6・7月号

特集=人口減少社会を考える(仮)

日本の人口減少が続き、少子化や高齢化による経済の縮小や地域の過疎、世代間の不衡平が問題になっています。これからの人口減少社会に、法ができることはなにか考えてみましょう。

●予価1650円(税込)/2025年5月12日発売予定