雑誌詳細:法学セミナー  2025年8・9月号

2025年8・9月号 通巻 845号

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奇数月12日発売
[特集1]
「世論」と法
定価:税込 1,650円(本体価格 1,500円)
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在庫あり
発刊年月
2025.07
雑誌コード
08069
判型
B5判
ページ数
136ページ
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内容紹介

法が「世論」とみなすものはなにか。法に「世論」は反映されるべきか。立法・法改正、裁判といった場面から検討する。


※『法学セミナー』の電子書籍Kindle版(法セミe-book)は、各号の特集記事部分を電子書籍化したものです。連載記事などは含まれていません。

【対談】裁判所の内と外─裁判官と社会の関わりを考える
      ……村山浩昭×西 愛礼
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特集=「世論」と法
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法、民主主義と感情……住吉雅美

世論が立法・裁判に及ぼす影響についての実証的・規範的検討
  ……御幸聖樹

政治的文脈のなかでの憲法判断――JusticeとBacklashの狭間で
  ……木下昌彦

裁判員制度における「国民」の意味……柳瀬 昇

AI裁判官の可能性と課題
──“感情”を持たない裁判官は世論を引き受けられるのか
  ……綿村英一郎

世論・法・アルゴクラシー――法における世論と統治における世論
  ……山本健人

情報過多時代の世論と報道……澤 康臣

「冤罪」の確信と世論――報道の現場から……荻原千明

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■論説
韓国の非常戒厳と民主主義……李京柱


■REPORT
第12回 守屋賞……ERCJ事務局


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■連載
とある元裁判官の随想録
[第15回]フジテレビ問題を考える――調査報告書への疑問
  ……大島眞一

企業法務部からみる法の地平
[第3回]法律をよく知るビジネスリーダーになるために(1)
――企業内法務とはどのような仕事?……松井さやか

笑ってはいけない法哲学
[第3回]憲法と平和を考える――ポスト冷戦と理念の役割
  ……松尾 陽

憲法よりもまだ深く
[第14回]職業選択の自由、あははん……江藤祥平

FOCUS憲法Ⅵ
[第2回]法廷内での表現活動――ブルーリボン・バッジ事件
  ……木下智史・伊藤 建

民法と戸籍
[3回]ことわりなく離婚の届出をされることを防ぐ
  ……山野目章夫

主張立証構造からアプローチする基本民法判例
[第14回]基礎事情錯誤と法律行為の内容化(前編/基礎知識編) 
  ……高 秀成

入門刑法Ⅱ─各論
[第3講]身体に対する罪……大塚裕史

裁判実務と対話する刑法理論
[第46回]不作為による殺人罪の作為義務(その3・完)……松尾誠紀

刑事訴訟法 教科書の余白に
[第3回]強制処分法定主義の現在地(上)
――捜査法の「制度論的転回」(1)……笹倉宏紀

環境法基本演習
[第3回]複合大気汚染訴訟、大気汚染防止法における
予防的アプローチ……島村 健



※連載・千葉惠美子「紛争類型で学ぶ民法演習」、
山下徹哉「くらべてわかる会社法」は休載いたします。




法学セミナー2025年10・11月号

特集=企業活動と法——ビジネスと人権(仮)

企業活動における人権保障について、国連の「ソフト」な指導原則がなぜ「ハード」に求められるのか、国内外の動向をみていく。