雑誌詳細:法律時報 2025年8月号

- 紙の書籍
毎月27日発売
- [特集1]
- 民事紛争の解決手続と時間
定価:税込 2,090円(本体価格 1,900円)
在庫あり
- 発刊年月
- 2025.07
- 雑誌コード
- 08027
- 判型
- B5判
- ページ数
- 172ページ
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内容紹介
民事紛争解決において、「時間」という観点がもつ意味と、それを法がどのように受け止め、規律すべきかについて改めて検討する。
【法律時評】
〈危険な関係〉と〈禁じられた遊び〉の間——〈戦後80年〉の機会に考える
……樋口陽一
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■特集=民事紛争の解決手続と時間
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企画趣旨……垣内秀介
民事訴訟の審理期間の動向……手賀 寛
審理期間とそれに対する当事者の評価について……竹部晴美
ADRにおける処理期間
——各種のADRは迅速な紛争解決を実現しているか……前田智彦
紛争解決にかかる期間は何によって決まるか?……垣内秀介
民事紛争にかかる時間と代理人弁護士の利害・報酬
——社会状況の変化を踏まえて……齋藤宙治
齋藤論文に対する弁護士からのコメント……大坪和敏
手続の迅速化に向けた民事手続法の到達点と展望……今津綾子
ODR・AIの可能性と限界
——紛争解決はどこまで迅速になり得るか……渡邊真由
民事紛争の解決における時間の経過の意味
——瞬時の紛争解決の達成は理想か……上田竹志
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■小特集
震災と登記——日本登記法学会第9回研究大会
不動産登記の機能・再考……舟橋秀明
震災後における登記実務の諸問題
──登録免許税の免除措置を中心として……曽根 裕
震災後の表題部登記に関する実務上の諸問題……石野芳治
「震災と登記」質疑応答の概要……今川嘉典
コメント……山野目章夫
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●連載
メタ「法学入門」・10
民法学 その4……小粥太郎
法的判断において「議論」が果たす役割の諸相
——法学と議論学との協働・7
民法学習の方法としての討論会……師岡淳也・荒川英央
民事法律扶助制度の改革・6
高齢者支援の理念と現実——予防的支援は可能か……尾崎一郎
憲法と家族法の交錯・8
憲法解釈における「個人の尊厳」の意義と家族法……淺野博宣
行政法学のリ・デザイン——二元的思考を超えて・16-1
行政庁の処分(権力関係)と行政契約(非権力関係)との「はざま」(上)
……鈴木崇弘
名誉毀損・侮辱を巡る比較刑法研究・1-6
ドイツにおける名誉に対する罪(6・完)……嘉門 優
拘禁刑時代の施設内処遇・10
市民としての被収容者……大谷彬矩
公判外供述の比較法研究・4-4
イギリスの刑事手続上の公判外供述(4)……佐藤友幸
【B&Aレビュー】
吉田有希
「刑訴法400条但書の自判と事実の取調べに関する昭和31年前後の
問題意識——最高裁昭和31年7月18日大法廷判決をめぐって」
●刑事法学の動き……久岡康成
【特別刑法判例研究】
自動車による高速度走行と危険運転致死傷罪の成否……松本圭史
【労働判例研究】
私立大学専任教員に対する任期法10年特例の適用の可否
——学校法人羽衣学園(羽衣国際大学)事件……長谷川 聡
【史料の窓】
官僚たちの“冬”……毛利拓臣
新法令解説/文献月報・判例評釈/メモランダム
法律時報 2025年9月号
特集=労働委員会の意義と役割
労働委員会の特徴を二項対立的に配置しながら論じることで、労働委員会の現代的役割と課題を明らかにする。
■予価:税込2,090円/2025年8月27日発売