雑誌詳細:法律時報  2025年11月号

2025年11月号 通巻 1222号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
「法」的側面から見た租税制度
定価:税込 2,090円(本体価格 1,900円)
在庫なし
発刊年月
2025.10
雑誌コード
08027
判型
B5判
ページ数
176ページ

内容紹介

近年日本は過去最高税収を上げているが、現在の租税制度は妥当なのか。法的側面に関わる租税政策につき多様なテーマを検討する。


【法律時評】
刑事手続における情報通信技術の活用
——刑事手続のデジタル化に係る法改正……緑 大輔
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■特集=「法」的側面から見た租税制度
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企画趣旨……渕 圭吾

【鼎談】租税法研究の魅力……中里 実・浅妻章如・渕 圭吾(司会)

最低生活費非課税の原則をめぐる諸問題……松本奈津希 

実額に基づかない課税制度の今日的意義
——フランスの「フォルフェ」について……平川英子 

消費税制度の持続可能性……西山由美 

ふるさと納税制度の問題点と今後の方向性……今本啓介 

無形資産の越境可動性は不動産と同程度……浅妻章如 

コモンウェルスにおける租税史の研究動向……片山直子

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■小特集:同性婚要請説・再考

企画趣旨……篠原永明 

法典論争延期派の旧民法人事編解釈——穂積八束と奥田義人……坂井大輔 

憲法24条の「変遷」?——その解釈の限界……山崎友也 

婚姻と親子関係の連動性……羽生香織 

同性婚と親子関係法——憲法の観点から……篠原永明

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●論説
親族である名義人の承諾に基づくETCカードによる高速道路の利用と
電子計算機使用詐欺罪……松原芳博


●連載
信用の基礎理論構築に向けて・14-1
近松門左衛門『冥途の飛脚』に見る信用をめぐる社会構造(上)
  ……桑原朝子 

メタ「法学入門」・13
民法学 その7……小粥太郎 

法的判断において「議論」が果たす役割の諸相
——法学と議論学との協働・9 【最終回】
コメント——「議論」に関する既存の研究との対比……西村友海 

民事法律扶助制度の改革・9
エンパワーメント型の法律扶助の可能性……飯田 高 

日本の民主主義・2
SNS時代の日本の選挙運動規制再考……上田健介 

憲法と家族法の交錯・11
親権制限における親の権利と子の福祉——児童虐待を中心に
  ……阿部純一 

行政法学のリ・デザイン——二元的思考を超えて・17-2【最終回】
国内法と国際法のはざま(下)……原田大樹 

名誉毀損・侮辱を巡る比較刑法研究・2-3
イギリスにおける名誉保護法制(3・完)……山田 慧 

拘禁刑時代の施設内処遇・13
刑事収容施設における医療
——拘禁刑下処遇における同等性実現に向けた改革への期待と懸念
  ……松田亮三 

デジタルプラットフォームと経済法の世界的新展開・2
ランキング表示における自己優遇——AT40703 - Amazon Buy Box[2022]
  ……瀬領真悟 

【B&Aレビュー】
出口雄一=小石川裕介 編
『法学者たちと出版——戦後日本法学の知的プラットフォームをたどる』
  ……郭 薇 

【労働判例研究】
吸収合併後の労働条件変更提案と再雇用契約更新の成否
——東光高岳事件……國武英生 


【史料の窓】
『婦人之友』記者松岡久子の原点……日向玲理


新法令解説/文献月報・判例評釈/メモランダム



法律時報2025年12月号

特集=2025年学界回顧

各法領域の学界の動きと得られた成果を回顧する恒例の特集。注目すべき成果を取り上げ、その意義を確認し、学界の今を伝える。

■予価(特別定価):税込3,520円/2025年11月27日発売