雑誌詳細:こころの科学  2026年5月号

2026年5月号 通巻 247号

  • 紙の書籍
偶数月17日発売
[特別企画]
どうして頑張りすぎてしまうのか?
定価:税込 1,496円(本体価格 1,360円)
在庫あり
発刊年月
2026.04
ISBN
978-4-535-14147-6
雑誌コード
63958
判型
B5判
ページ数
114ページ
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内容紹介

一般に前向きな意味をもつ「頑張る」も、すぎてしまえば負の作用をもたらす。その背景やケアに活きる視点を多様な立場から探る。


●巻頭に ティムシェル……吉川 徹
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■特別企画 どうして頑張りすぎてしまうのか? 
大石 智=編(北里大学北里研究所病院精神科部長)
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●「頑張り」が「すぎてしまう」私たち

「頑張る」を生むこころ
——やめられなさの心理学……外山美樹

「頑張る」を生む社会……大川清丈

叱って頑張らせたくなる大人たちのジレンマ……村中直人

支援者のこころが苦しくなるとき……久保真人

「頑張りすぎ」とのおつきあい
——ある自閉症者の経験から……綾屋紗月


●「頑張り」が「すぎてしまう」からはなれる

頑張れる、頑張れない、がんばらない。
——双極症から「頑張る」をたどる……加藤伸輔

わたしと私の関係が悪いということ
——アディクションと承認問題……市川岳仁

記者が強迫性障害と向き合って……佐藤 陽

“食べない”ことを頑張りすぎる人へのアプローチ……鈴木智美

トラウマ反応と「頑張りすぎ」
——身体の声を聴くために……大河原美以

「いい子」をやめて家族を捨てる……吉川ばんび

認知症の本人と家族介護者へのかかわり……松本一生

家族を介護する人のこころとかかわり
——揺らぎながら対話する……小瀬古伸幸

「休む勇気」の処方箋
——境界なき時代の休息戦略……堀 大介・西村壮馬・笹原信一朗

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■論説
感覚に気づきにくい子どもたちへの理解と支援……萩原 拓


■連載
混沌の中で、「私」を結ぶ——自閉スペクトラム症と精神病理学(9)
解離する魂を言葉で結んで……清水光恵

発達支援の実践学——〈ケースで読む〉小さな調整のチカラ(3)
支援のミスマッチを防ぐ「アセスメント」……佐々木康栄

ネット・ゲーム依存を病気にしないために(6)
猫の手ほどの小さな助けを借りて……佐久間寛之

ケアを支える言葉と対話——こころを診る、そのまえに(15)
物質使用にまつわる物語に触れるということ……大石 智

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■ほんとの対話
大江由香編『犯罪者が人生を物語ることの意味』……押切久遠
坂本憲治『「主訴がない人」へのカウンセリング技術』……菅野泰蔵
ブグラ他『文化精神医学の実践ガイド』……糸川昌成


■こころの現場から
「こっちの思いが通じない!」(心理相談室)……金山佐喜子
鍵を忘れるな(単科精神科病院)……小川 基


■伝言板


こころの科学248号(2026年7月号)

特別企画=バウンダリーを語ろう——支援に活きる関係性の視点

山登敬之/編(明治大学子どものこころクリニック院長)

家庭や職場、学校、支援の現場からSNSまで、あらゆる関係性で課題になりうる境界線。その大切さと向き合い方を多様な視点から探る。

●予価1496円(税込)/2026年6月17日発売予定