雑誌詳細:法律時報  2008.6

2008.6 通巻 996号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
憲法理論の新たな創造
定価:税込 1,676円(本体価格 1,524円)
在庫なし
発刊年月
2008.05
雑誌コード
08027
判型
B5判
ページ数
180ページ

内容紹介

現在の憲法状況、憲法教育の状況をふまえると、憲法学説・憲法理論の60年の軌跡と課題、比較憲法的検討、近未来の新しい憲法理論的課題について、「憲法理論の新たな創造」の観点からの問題提起的な検討を行う必要が生じている。そのための第一歩が本特集である。

"【法律時評】

最高裁住基ネット合憲判決批判 田島泰彦



■特集=憲法理論の新たな創造



《座談会》憲法理論の新たな創造

辻村みよ子・長谷部恭男・西原博史・中島 徹

(司会) アプレ・ゲール、アヴァン・ゲール

──コードとしての「戦後」 石川健治

日本国憲法における公と私の境界 蟻川恒正

隠された〈私〉/顕れる〈私〉 糠塚康江

日本国憲法と多元主義 ──主権と人権・再訪 駒村圭吾

日本国憲法に「物語(narrative)」はあるか ──歴史主義と反歴史主義 巻美矢紀

憲法判例を読みなおす余地はあるか ──最高裁と下級審 中林暁生

近未来の憲法理論を考える 山元 一



【論説】

《新連載》公私協働の最前線 連載の開始にあたって 岡村周一

韓国における公私協働――PFI制度を中心に 荒木 修

「情報通信法」と表現の自由 松井茂記

「ジェンダーと法」は何を問うべきか? 光石春平



【取引法研究会レポート】

継続的な動産売買取引における所有権留保 稲田和也



【B&Aレビュー】

都筑満雄「抗弁の接続と複合契約論」●民法学のあゆみ 森山浩江

嘉門優「法益論の現代的展開

 ――法益論と犯罪構造」●刑事法学の動き 生田勝義



【刑事訴訟法判例研究】

捜索差押令状執行中に配達された荷物に対する

 令状に基づく捜索の可否 渕野貴生



【労働判例研究】

偽装請負と黙示の雇用契約関係

 ──松下PDP(プラズマ・ディスプレイ)事件 道幸哲也



【最高裁新判例紹介】

刑事事件

 ──平成18年8月30日第二小法廷決定(窃盗被告事件)

 平成19年10月16日第一小法廷決定

 (爆発物取締罰則違反、殺人未遂被告事件)



【史料の窓】

昭和天皇と「よもの海」  堀口 修



新法令解説

文献月報

判例評釈

メモランダム