雑誌詳細:法律時報  2007.1

2007.1 通巻 978号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
実定法諸分野における実務と学説
定価:税込 1,676円(本体価格 1,524円)
在庫なし
発刊年月
2006.12
雑誌コード
08027
判型
B5判
ページ数
200ページ

内容紹介

実務と学説との関係がどのようにあるのか、またどのようにあるべきかという問題を、法科大学院教育が一定進んだこの時期に実務と法学教育との関係にとどまらず、実務と学説との関係についても新たな視点から検討する。

【法律時評】
法テラスの趣旨と現状、そして展望 宮本康昭

■特集=実定法諸分野における実務と学説

《座談会》
実定法諸分野における実務と学説 川上拓一・遠藤直哉・山野目章夫・中川丈久、笠井正俊(司会)
憲法分野における実務と学説 小林武
行政法分野における実務と学説 山村恒年
刑事実体法分野における実務と学説 井田良
刑事手続法分野における実務と学説 白取祐司
民事実体法分野における実務と学説 滝沢昌彦
商事法分野における実務と学説 戸田暁
民事手続法分野における実務と学説 本間靖規
裁判官から見た実務と学説 福田剛久
弁護士から見た実務と学説 清水正憲

小特集=消費者契約法制の現状と課題

消費者契約法制の到達点と課題 後藤巻則
消費者契約法裁判例の展開と課題 佐々木幸孝
消費者契約法の改正課題
――契約取消権および情報提供義務を中心にして 宮下修一
消費者団体訴訟の課題 菱田雄郷
消費者団体訴訟への取り組み
――消費者機構日本の場合 磯辺浩一

小特集=裁判員制度における評議 ――裁判官と裁判員のコミュニケーション

裁判員裁判における評議の進め方はたんに技術的な問題なのか
――評議のコミュニケーションを起点に裁判員制度を考える ・本特集の意義 三島聡
裁判員裁判における評議のコミュニケーション・デザインの必要性 高木光太郎
評議のフォーマットの設計――話し合いの手続きを明確にするために 西條美紀
裁判員をいかに議論に引き込むか――評議進行の技法の検討 森本郁代
環境の設計はなぜ必要か――評議における参加の場と参加者の役割 大塚裕子
評議と整理のコミュニケーション・デザイン――実務家の立場から 守屋克彦
評議の法的検証・統制可能性――刑事法研究者の立場から 本庄武

【論説】
《連載(8)》代理の研究――法律行為研究会
代理人の能力について 中山知己

【民事判例研究】
国立景観訴訟最高裁判決 吉村良一

【特別刑法判例研究】
在留期間更新不許可決定が本人に了知されなかった場合における
不法残留罪の成否 小野上真也

【労働判例研究】
時間外労働手当が基本給に含まれているとされた事例
――モルガン・スタンレー・ジャパン(超過勤務手当)事件 矢野昌浩

【史料の窓】
元首相・鈴木貫太郎の戦後の活動 櫻井良樹

新法令解説
文献月報・判例評釈
文献略語表
メモランダム