雑誌詳細:法学セミナー  2008.7

2008.7 通巻 643号

  • 紙の書籍
毎月12日発売
[特集1]
基本原理から学ぶ 民法入門
定価:税込 1,047円(本体価格 952円)
在庫なし
発刊年月
2008.06
雑誌コード
08069
判型
B5判
ページ数
140ページ

内容紹介

民法を勉強する際、具体例を用いたケーススタディや判例学習が念頭に置かれがちだが、基本原理を身につけておかないと、確かな理解は得られない。あらゆる民法学習の基本となる、これだけは覚えておきたい基本原理を修得しよう!

■現代の人権
志布志事件の意味するもの 野平康博
■立法と現場
アスベスト被害と法的救済のダイナミズム 芝原明夫・池田直樹
■ロー・ジャーナル
砂上の楼閣に建つ表現の自由
――立川反戦ビラ事件最高裁判決に寄せて 川岸令和
20歳成人について
――18歳成人論議の前提として 高木 侃
■法科大学院探訪
「顔が見える」IT環境が生み出す相乗効果
――名古屋大学法科大学院浜田道代教授・中舎寛樹教授に聞く

[特集] 基本原理から学ぶ

民法入門 権利能力平等の原則 熊谷士郎
所有権絶対の原則 秋山靖浩
契約自由の原則・私的自治の原則 片山直也
過失責任主義 田高寛貴 民法の世界
――民法が想定する人間像と社会 道垣内弘人

[ロー・クラス]
再考 砂川事件(全3回)第1回 農民の「権利のための闘争」  石埼 学

建物区分所有法改正は“終の棲家”に何をもたらしたか  熊野勝之

都市型公設事務所の挑戦――弁護士を待つ人々の中へ(7)
 公設事務所の育成・派遣機能  寺町東子

現代司法書士論(4)第1部:不動産取引分野4
 オンライン制度の理想と現実  坂巻正勝

法令読解心得帖──法律学習はじめの一歩(19)
 文字情報のジレンマ  吉田利宏・いしかわまりこ

連続対談:21世紀の国際社会と法――国際法の生きた姿を考える(8)
 国際法学における国際的研究・教育・実践  岩沢雄司・大沼保昭

人権の臨界――路上の呼び声を聴く(16)
 勤労の権利と自由 笹沼弘志

開発法学への招待(22)「法と開発」(Law and Development)の理論と実践 松尾 弘

憲法 解釈論の応用と展開(4)人権・基本的な考え方4

憲法上の権利の制約 宍戸常寿

行政法 事案解析の作法(4)
  地方公共団体による政策の変更と事業者の保護  大貫裕之・土田伸也

基礎トレーニング民法総則(16)法律行為の要素の欠落(その5) 中舎寛樹

物権法講義(4)第2章:物権総則(2)物権変動(その2)
 不動産の物権変動と登記  河上正二

セカンドステージ債権法(31)
連帯債務(1)――対外的効力・影響関係  野澤正充

刑法各論で考える(10)個人法益に対する罪9
  ――秘密・名誉(人格的法益)に対する罪2  伊東研祐

クロスワード会社法(22)デット・エクイティ・スワップ(DES) 弥永真生

[最新判例演習室]
憲法  榎 透
民法  原田昌和
商法  鳥山恭一
民事訴訟法  上田竹志
刑法  松宮孝明
刑事訴訟法  豊崎七絵
労働法  本久洋一

[ライブラリー]
書評■中田裕康著『債権総論』 後藤巻則

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