雑誌詳細:法学セミナー  2007.4

2007.4 通巻 628号

  • 紙の書籍
毎月12日発売
[特集1]
法学入門2007【魅力紹介編】
定価:税込 1,047円(本体価格 952円)
在庫なし
発刊年月
2007.03
雑誌コード
08069
判型
B5判
ページ数
136ページ

内容紹介

法学部入学者・法科大学院未修入学者向けの小誌恒例の法学入門。法律学の魅力を案内し、アウトプットを含めた学習へと導く。憲法=只野雅人・一橋大教授、民法=吉田克己・北大教授、刑法=石塚伸一・龍谷大教授、法社会学=和田仁孝・早大教授が、興味深く語る話に、いざなわれてください。

[▼立志]
樹木の幹と根 奥田昌道
[▼法科大学院探訪]
カリキュラムに見る理論と実務の架橋
  ――東北大学法科大学院 吉原和志教授・坂田宏教授に聞く
[ロー・ジャーナル]
民法典の改正 加藤雅信
名張事件再審請求取消決定の問題点 新屋達之
中国残留孤児訴訟をどう考えるか 西埜章
ロースクールニュース
 ■子どもの救済のリアリティーとグローバルスタンダード 野村武司

[特集] 法学入門2007
【魅力紹介編】
憲法学へのいざない 只野雅人
憲法学の世界へ
 民主主義を考える法――投票価値の平等をめぐる話題
民法学へのいざない 吉田克己
民法学の世界へ
 市民社会は何を求めるのか――サブリースをめぐる話題
刑法学へのいざない――厳罰化で犯罪はなくなるか? 石塚伸一
刑法学の世界へ
 齋之以刑、民免而無恥――厳罰化をめぐる話題
法社会学へのいざない 和田仁孝
法社会学の世界へ
 人と法の接合点の追究――医療事故紛争をめぐる話題

[ロー・クラス]
【新連載】 基礎トレーニング民法総則(1)民法総則の構造 中舎寛樹

人権の臨界
 ――路上の呼び声を聴く(1)「権利を持つ権利」と立憲主義の限界 笹沼弘志

平和主義の倫理性 麻生多聞

法科大学院考
 ■入学定員の一律3割削減と3,000人合格の同時かつ迅速な実施を
 ――シミュレーションによる緊急提言 宮澤節生・米谷達也

法令読解心得帖
 ――法律学習はじめの一歩(4)条例と規則との関係 吉田利宏・いしかわまりこ

国際人権法ワールドレポート(7)人権侵害の再発防止
 ――ラテン・アメリカの取組みか 伊藤和子

開発法学への招待(7)
 「法と開発」(Law and Development)の理論と実践 松尾弘

判例にみる憲法実体論(25)私法関係と憲法の効力 井上典之

セカンドステージ債権法(16)雇用・請負 野澤正充

刑法総論で考える(25)共犯論
 ――その2:共犯の因果性・処罰要件・共犯と身分・各類型における問題点 伊東研祐

クロスワード会社法(7)グループ経営 弥永真生

疑問解消 刑事訴訟法(16)証拠法の原則 水谷規男

[最新判例演習室]
憲法
 ■国民健康保険料徴収と租税法律主義 多田一路
  ――最大判2006・3・1
行政法
 ■住基ネットにおける個人情報保護の法制度の実効性 田村達久
  ――大阪高判2006・11・30
民法
 ■債権質権設定者の担保価値維持義務 高田淳
  ――最判平18・12・21
刑法
 ■財物詐取後、暴行を用いて代金の支払ないし
  返還を免れた場合の利益強盗罪の成否 本田稔
  ――大阪地判平18・4・10
商法
 ■悪意の受益者が付すべき民法704条前段の利息の利率 笹本幸祐
  ――最三小判平19・2・13
民事訴訟法
 ■文書提出義務の成否 川嶋四郎
刑事訴訟法
 ■捜索中に被疑者が受領した荷物と捜索差押令状による捜索の範囲 豊崎七絵
  ――最一小決平19・2・8
労働法
 ■中間管理職の反組合的行為の使用者への帰責 道幸哲也
  ――最二小判平18・12・8

[ライブラリー]
書評■和田吉弘『基礎からわかる民事執行法 民事保全法』 原 強
新刊ガイド

[ロー・フォーラム]
人権を問う――人権救済活動の最前線から(16)
 今なお続くダイオキシン食品被害の悲劇
 ――カネミ油症人権救済申立事件 日弁連人権擁護委員会

裁判と争点

立法の話題

最新立法インフォメーション

司法改革ウォッチング
 ■日本司法支援センター現場レポート/法テラス須崎法律事務所

法科大学院生レポート
司法修習生
弁護士事件ファイル
司法書士の生活と意見
[JPLS]Research
判事補メモ