雑誌詳細:こころの科学  (2005年 3月号)

(2005年 3月号) 通巻 120号

  • 紙の書籍
偶数月17日発売
[特別企画]
統合失調症
岡崎祐士・青木省三・宮岡 等=編
定価:税込 1,676円(本体価格 1,524円)
在庫なし
発刊年月
2005.02
旧ISBN
4-535-14020-0
ISBN
978-4-535-14020-2
雑誌コード
63955
判型
B5判
ページ数
194ページ

内容紹介

最近では患者さんみずからが「統合失調症」を名乗ることも珍しくないが、名称だけでなく、われわれは統合失調症治療の新しいステージに入りえたのであろうか? 最新の知見をもとに、あらゆる角度から統合失調症を徹底分析。

特別企画 統合失調症 岡崎祐士・青木省三・宮岡 等=編



精神医学・医療における 統合失調症の位置 岡崎祐士

病名変更は何を変えたか 佐藤光源

統合失調症と精神科病院をとりまく状況 長尾卓夫

認知機能障害としての統合失調症 福田正人・安藤直也・間島竹彦

発達障害と統合失調症 杉山登志郎

治療薬開発の現状と見通し 渡部雄一郎・染矢俊幸

脳画像研究と統合失調症治療 笠井清登・山末英典・荒木 剛

統合失調症と遺伝研究 氏家 寛

「統合失調症の精神病理学」への考古学的序説 内海 健

急性期治療はどこまで進んだか 花輪昭太郎

寛解過程・回復過程へのアプローチ 杉林 稔

入院治療の進め方 岩尾俊一郎

“慢性期”治療プログラムの要諦 野中 猛

統合失調症治療における家族支援のあり方 三野善央

統合失調症の個人精神療法

―三つのキーワードによる三題噺 原田誠一

地域精神医療(1)精神科医の守備範囲 春日武彦

地域精神医療(2)地域での生活を支える 小川一夫

統合失調症の予防に向けて 水野雅文

心神喪失者等医療観察法と統合失調症 高橋紳吾



enquete

統合失調症を考える[精神科主任教授アンケート]



●新連載

うつ病の真実(1)あれもこれもうつ病? 野村総一郎

初心者のための心理療法入門(1)心理療法以前 村上伸治



●連載

鑑定医の事件簿(15)

民事事件の鑑定―成年後見制度・医療過誤 風祭 元

カウンセリング原論(14)

言葉の力を積極的に生かす 菅野泰蔵

人格障害という「現象」(4)

患者の目から見た精神科医療

―境界性人格障害患者の著作から 林 直樹

日常性の心理療法(8)日常性と臨床性 大山泰宏



●ほんとの対話  野村総一郎著『うつ病をなおす』 島 悟

滝川一廣著『新しい思春期像と精神療法』 田中康雄

小笠 毅編『ハンディのある子どもの権利』 荒木穂積

I.カワチ/B.P.ケネディ著『不平等が健康を損なう』 鏡森定信

日本子どもの未来研究所編『子どもの未来を語る』 滝川一廣



115~120号・総目次

伝言板