雑誌詳細:そだちの科学  (2006年10月号) 

(2006年10月号)  通巻 7号

  • 紙の書籍
4、10月(年2回)発売
[特集1]
愛着ときずな
編集人=滝川一廣・小林隆児・杉山登志郎・青木省三
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
在庫なし
発刊年月
2006.09
雑誌コード
63955
判型
B5判
ページ数
166ページ

内容紹介

愛着ときずな――コトは乳幼児の親子関係にとどまらない。親を知らずに育つ子どもたちの話題も含め、多角的に検討する。

●特集によせて



I=愛着とはなにか

愛着研究はどのように進んできたか 久保田まり

愛着の障害とそのケア 滝川一廣



II=愛着とこころのはぐくみ

発達行動学の立場から 根ヶ山光一

脳科学の視点から 遠藤太郎・田村立・染矢俊幸

関係発達臨床の立場から

―ある高機能自閉症の子をもつ母親の手記より 小林隆児・勝又基与美

家族のなかでの愛着ときずな 青木紀久代

里親とのきずな 庄司順一

乳児院での愛着―当院の考えを中心に 摩尼昌子

児童養護施設での愛着とそだち 藤澤陽子・菱田理

自閉症とADHDの愛着の発達について 高橋脩

行動障碍と愛着形成

―激しい器物破壊行動を示す成人自閉症者への援助 小林隆児・原鉄男



III=愛着のつまずきとケア

アタッチメント障害とボンディング障害 吉田敬子

アタッチメントの世代間伝達 数井みゆき

出生前の母親のメンタルヘルスと愛着 本城秀次

虐待と愛着障害―修復的愛着療法 藤岡孝志

精神療法によって愛着の修復は可能か? 杉山登志郎・海野千畝子



IV=愛着・きずなをめぐって

母と子のきずな、愛着、そして母子相互作用 小林 登

愛着・甘えと子どもの精神科臨床 小倉 清

当節の母子愛着 清水將之

愛着ときずなの分散・多様化 石井哲夫

小さな点から細い線へ、そして、きずなへと 村瀬嘉代子

母と子を守る 渡辺久子



ブックガイド・愛着とそだち

『抱っこしてもいいの?』――山田真理子、原陽一郎 神田橋條治

『RDI「対人関係発達指導法」』――スティーブン・E・ガットステイン 小林隆児

『動物感覚』――テンプル・グランディンほか 杉山登志郎



●連載

親と子がともに育つということ

(7)家族・地域のきずなと子育て支援 大日向雅美

相談窓口から「そだち」をみる

(7)学校が心理援助職に求めるもの―訪問相談の場合 高野久美子

こんなとき、どうする―障害児を育てる親たちへ(最終回)

(7)子どもにとっての「良い親」とは 海津敦子



編集ノート