雑誌詳細:そだちの科学  (2006年 4月号) 

(2006年 4月号)  通巻 6号

  • 紙の書籍
4、10月(年2回)発売
[特集1]
ADHD 軽度発達障害とそだち・2
編集人=滝川一廣・小林隆児・杉山登志郎・青木省三
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
在庫僅少
発刊年月
2006.03
雑誌コード
63955
判型
B5判
ページ数
134ページ
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内容紹介

ADHDの診断基準である不注意、多動性、衝動性をもつ子、落ち着きのない子、気の散る子、騒がしい子、乱暴な子は学校教育以前から存在した。学校の権威が失われ、社会が落ち着きをなくしたいま、ADHDは時代の「投影」なのかもしれない。

●特集によせて



I=ADHDをどうとらえるか

ADHDの明日を信じて 田中康雄

ADHDの長期転帰 渡部京太・齊藤万比古



II=ADHDにどう対応するか

ADHDの治療―ADHD児への接し方 長尾圭造

ADHDの治療薬と副作用 小石誠二

広汎性発達障害からみたADHD 黒川新二

LDとADHDの関係 飯田順三

家族へのサポート

―肥前方式親訓練プログラムを中心に 大隈紘子・伊藤啓介・免田賢

ADHDをもつ子どもへの夏期治療プログラム 山下裕史朗



III=ADHDと学校/社会

ADHDとどう向き合うか―教員の立場から 岡崎 勝

ADHDと環境調整 井上雅彦

多動と子ども虐待 遠藤太郎・染矢俊幸

ADHDと行為障害(非行) 杉山登志郎

おとなのADHDとは 岩坂英巳

ADHDを生きるということ 高山恵子



IV=ADHDをめぐって

「ノーブレーキ・オーバーアクセル」の子どもたち 中根 晃

落ち着きのない子どもたちとの治療的かかわりから考えたこと 村田豊久

ADHDとよばれる人々に出会うとき 村瀬嘉代子



ブックガイド・子どもへのまなざし

「レイナー先生」(『長距離走者の孤独』より)――アラン・シリトー 滝川一廣

『臨床の知とは何か』――中村雄二郎 小林隆児

『子どもの面接ガイドブック』――ウェンディ・ボーグほか 杉山登志郎



●連載●

こんな男に誰がした―育てられのカガク

(6)あなたがわたしに着せたもの 山登敬之

親と子がともに育つということ

(6)子育て支援ブームのなかで 大日向雅美

相談窓口から「そだち」をみる

(6)支援する人を支援する・2―学校におけるボランティアを支える 高野久美子

こんなとき、どうする―障害児を育てる親たちへ

(6)子育て支援と「わが家のニーズ」 海津敦子



編集ノート