雑誌詳細:そだちの科学  (2005年 4月号) 

(2005年 4月号)  通巻 4号

  • 紙の書籍
4、10月(年2回)発売
[特集1]
学童期のそだちをどう支えるか
編集人=滝川一廣・小林隆児・杉山登志郎・青木省三
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
在庫僅少
発刊年月
2005.03
雑誌コード
63955
判型
B5判
ページ数
162ページ
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内容紹介

学童期は、幼年期と思春期に比べ相対的に発達課題が少ないと考えられている。だが本当にそうだろうか。「大して問題なし」のこの学童期に人間の本質はどのように形成されるのか。嵐の前の静けさ=学童期のそだちを考える。

●特集によせて



I=小学生をどうとらえるか

人生における小学校時代 青木省三

学童期における心と脳の発達 杉山登志郎

児童期とファンタジー 牧 真吉



II=学童期のそだち

健全な小学生とは 榊原洋一

小学生の悩みとそだち 中山志麻子

テレビゲームの功罪―学童期の子どもの場合 坂元 章

いまどきの大人、いまどきの子ども、いまどきの家族 岡田隆介

小学生と性 松橋有子

お受験と塾 小宮山博仁

子どもの情緒発達とこころの臨床

―学童期・前思春期の視点から 小林隆児



III=小学校という空間

いまどきの小学校 岡崎 勝

小学校は何を教えるところか 山際敏和

友だち・けんか・いじめ 西田 篤

小学生の“自主性”を考える 小浜逸郎

学童期の不登校 佐藤隆一

小学生の犯罪を考える―犯罪は低年齢化したか 藤川洋子

ADHDやLDをどう考えるか 滝川一廣



IV=学童期をめぐって

学童期の体験の意味するもの 小倉 清

国民学校の6年間 清水將之

遊びをせんとや生まれけむ 荒木昭太郎

ほの見えてくる現実の光と影 村瀬嘉代子

60年たった今でも消えないあのころの恐怖、みじめさ 村田豊久



ブックガイド・感性との出会い

『十五少年』―ジュール・ヴェルヌ 滝川一廣

『子どものからだとことば』―竹内敏晴 小林隆児

『飛ぶ教室』―エーリヒ・ケストナー 青木省三

『こころをはぐくむ楽しい遊び』―飯長喜一郎ほか 山田真理子



●連載●

親と子がともに育つということ

(4)親が大人の時間をもつ大切さ 大日向雅美

こんな男に誰がした―育てられのカガク

(4)わたしがこどもだったころ 山登敬之

相談窓口から「そだち」をみる

(4)待つ相談・出向く相談 高野久美子

こんなとき、どうする―障害児を育てる親たちへ

(4)自立 海津敦子



編集ノート